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アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

SEO担当者が改めて考えるべき3つの事項

「SEO的に」に惑わされるな

 SEOの認知度が拡大するとともに、たびたび担当者からいただく質問は「この場合、SEO的にどうなのでしょうか?」である。Webサイトを構築する際、もちろんSEO要件を盛り込んだサイト構造を実現したいわけだが、画像の一つひとつ、テキスト内容の一つひとつに対して「これはSEO的に…」と悩んでしまうとキリがない。また、仮に全ての事柄に対して「SEO的に」考えた上でコンテンツを作成したとしよう。できあがったWebサイトは果たして、ユーザーにとって有益なサイトになっているだろうか?

 コンテンツを構築する過程で最も重要なことは、本当に「SEO的」であるかどうかなのだろうか。確かに重要なキーワードはマークアップを行う必要があるし、関連性のあるコンテンツ間を相互リンクすることも必要だ。しかしながら、Webサイトの本来の存在意義を忘れてまで、SEOを行う必要があるかどうかは疑問だ。

 たとえばECサイトなどは、コンバージョンを促すために、画像やFLASHを使ってユーザーにアピールしなければならない。ところが「SEO的」にはFLASHや画像よりテキストの方が評価されやすい。SEOを重視するならばテキストを多く使用して、極力FLASHや画像を使わないことを選ばなければならなくなるが、実際にこれを実行した場合、視覚的なアピールが足りない分、コンバージョン数が減ってしまう可能性が高い。このように「SEO的に」良いとされる施策をあえて行わないという選択が良い場合もある。運営するWebサイトの特性やユーザーの特徴などを正確に把握することで、自社のWebサイトに最適なSEOを選択してもらいたい。

 「SEO的に」はSEOを行う上で大事なことではあるが、Webサイトに流入してコンバージョンするのはユーザーである。SEOを気にするあまり、主役であるユーザーのことを忘れてしまっては本末転倒だ。

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大掛かりな施行だけがSEOじゃない

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この記事の著者

古川 恵梨(フルカワ エリ)

株式会社アイレップ SEOグループ SEOチーム

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/01/06 12:00 https://markezine.jp/article/detail/6123

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