早いもの勝ち! 時間や数量の制約をアピールする
それでは、検索連動型広告7タイプの書き方のうち、2つのタイプを紹介しよう。
まずはAの限定型。いつでも買えるものではない場合、並んでも欲しくなる人も多い。例として登場していた、青森県のリンゴ農家、五所川原農園のリンゴは、どんなコピーで訴求すればいいのだろうか?
限定というと、時間や顧客対象、数量が考えられる。そこからイメージされる言葉は「限定○○個」「早いもの勝ち!」「現品限り!」といったものだ。例えば次のようなタイトルと説明文が考えられる。
【タイトル】 今こそ旬! 青森産リンゴ
【説明文】 500ケース限定で五所川原農園のリンゴを販売予定! 予約受付中
タイトルの「今こそ旬!」は時間を、説明文の「500ケース限定」は数量をそれぞれ限定している。今すぐ予約しないと、なくなってしまいそうな様子が伝わる。
ちょっぴり贅沢したい? 上質なものへのあこがれを提案
もし、扱っている製品やサービスの品質が競合と比べて勝っている点が多いなら、Fの贅沢タイプで訴求しよう。格のちがう高級品を購入・利用する欲求を満たせるようアピールする手法だ。「ちょっと贅沢」「選び抜かれた」「特別な」「高級」といったキーワードが思い浮かぶ。
味に自信のある五所川原農園のリンゴの例を見てみよう。
【タイトル】 ちょっと贅沢な青森リンゴ
【説明文】 特A級リンゴだけを栽培する五所川原農園の贅沢なリンゴを販売
タイトルと説明文両方に「贅沢」という言葉を使い、説明文の頭には「特A級」と、ほかのリンゴよりも優れている特別な感じをアピールしている。いつもと違う、特別なリンゴを食べていい気分に浸りたいという顧客の欲求を刺激している。
ここでは、動画セミナーで紹介されている7タイプのうち、2つのタイプの具体例を紹介した。ほかの5つのタイプについても、連想されるキーワードを挙げ、具体例を示してくれているので、ぜひ参考にしてほしい。
広告の7タイプの書き方はわかったが、成果をあげるには、それだけでは不十分だ。動画セミナーでは、自社の分析から始まる広告をつくるまでのプロセスも紹介している。
次のページでは、そのプロセスを解説しよう。
動画セミナーは「オーバーチュア公式ラーニングポータル」へ
中級編 動画で学ぶオーバーチュア 第2回『クリックされるタイトル・説明文の作り方』