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プロから学ぶアウンコンサルティングの実践SEM講座

第3回 キーワードの選定の基本

スモールキーワードで“的“を絞る

 キーワードアドバイスツールの良いところは、入力した単語そのものだけでなく、「おいしい 日本茶」など、入力単語を含むフレーズの検索数も教えてくれるところ。キーワードアドバイスツールをたたいた結果表示されるキーワードから、使えそうなフレーズを探すのがいいでしょう。

 このようなスモールキーワードは、単語の意味が明確になっている分、比較的検索ユーザーの思惑が明確になります。ですので、自社の商品購買に直接つながるようなユーザーを集めやすいということになります。

 また、スモールキーワードの場合、広告出稿社の数も一般的にビックキーワードより少なくなるもの。従って、クリック単価も結果的に低く抑えられるメリットがあります。

 ただ、スモールキーワードの場合、どうしても相対的に検索数のかさが小さくなる傾向があります。

 検索数は多いが費用性に難があるビックキーワードと、検索数は少ないけど効率の良いスモールキーワード。要はこの二者を併用すればいいわけですが、その際の基本的な方針をまとめると、

  1. 自社のマーケティング戦略や取扱商品と関連性の強いビックキーワードを洗い出し、これらに関しては広告文を作成する際に無駄クリックを除外できるよう、明確に商品・サイト内容を打ち出していく。
    ※なお、そのビックキーワードをキーワードアドバイスツールに入力した際、商品とは無関係そうなフレーズ(スモールキーワード)の割合が多い場合には、出稿しないのが無難。一つの単語に対するユーザーの認識内容を確認するにこしたことはない(第一回「SEM」の検索割合 を参照)

  2. 用意したビックキーワードに対し、修飾語や名詞を追加して、出来るだけ多くスモールキーワードを用意する。

この二点ということになります。

 さて、次回は広告文作成と、ランディングページについて解説していく予定です。お楽しみに。

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この記事の著者

梅澤 俊雄(ウメザワ トシオ)

2004年東大法卒。2005年アウンコンサルティング入社。検索エンジンマーケティング(SEM)コンサルタントとしてクライアント支援に尽力。その後、業界別市場予測レポート等、各種レポーティングや執筆に従事。英・仏・露・羅語等を駆使し、各国のネット 動向へアンテナを広げる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/02/10 08:00 https://markezine.jp/article/detail/716

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