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本気で活用したい人へ!ゼロからわかるアクセス解析導入・運用完全ガイド

有料アクセス解析サービスを使う前に見直すべき9つの項目

有料アクセス解析サービスを導入する前に確認しておきたいこと

 これまでの記事では、「無料アクセス解析サービスを導入し、使いながら課題を洗い出してみよう」という話をしてきました。検討プロセスの最後の項目として、無料から有料サービスへの変更を行う際に、考えておくべき9つの項目をチェックリストにしました。

 以下のリストをご覧いただき、有料アクセス解析サービスの必要性を改めて検討してみてはいかがでしょうか? ここに書かれている9つの項目は、「有料アクセス解析サービスを導入し、活用をするために必要な状態」でもあります。全てを現段階で解決しておく必要はありませんが、導入時あるいはその後に、解決したり目指したりするべき内容が記載されています。

有料アクセス解析サービスを導入するにあたりチェックするべき9つの項目
  1. アクセス解析サービスが必要な理由や重要性を上司が理解していて、経営陣に説明できる。
  2. システム部門あるいはサイトコンテンツ作成・管理チームがその必要性を理解し、サイト開発の工数に「アクセス解析サービスの導入とテスト」が含まれている。
  3. 無料サービスの機能不足が、サイトの売上増加やコスト削減の足かせになっている。
  4. サポート・運用・教育が社内のリソースだけでは担保できなくなっている、あるいはその見通しが立っている。
  5. サイトでの要件レベルが「集客およびコンバージョンレート最大化」のステージを過ぎており、「集客効率化」「導線最適化」「成果の分配」に達している、あるいは1年以内に達する。
  6. アクセス解析サービスのデータから、課題を抽出できるスキルを持った人員の確保ができ(てい)る。
  7. アクセス解析からの気付きを、実際のサイト改善ポイントに落とし込み、サイトに反映し分析する社内体制とフローができている。
  8. アクセス解析によるサイト改善に貢献した場合、それが給料等に反映され評価される仕組みがある(アクセス解析担当者のモチベーション向上に必要)。
  9. 上記の内容が解決できていなくても、課題があることを理解し、考えられる対策案をまとめている。

 検討プロセスの話はここまでになります。

 次回はいよいよ「有料アクセス解析サービスの選定」についてのお話をしていきます。最適な有料アクセス解析サービスを、どのように選んでいくのか? その最初の一歩となる「要件をまとめること」についてお話をいたします。次回は7/7(火) 11:00の公開を予定しています。お楽しみに。

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/07/02 11:00 https://markezine.jp/article/detail/7432

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