ニールセンは、2009年4月に50か国、25000人のネットユーザーを対象に調査を行った。その結果、各国のネットユーザーの9割が「個人的な知り合いからのおすすめ」を、7割が「ネット上の消費者の意見」を信用していると回答。消費者の情報発信の影響力が確認される一方、ブランドが運営するサイトも7割が支持している。
しかし、ブランドサイトがネットユーザーの間で高い信頼を得ている一方、それ以外のデジタル広告は、マス4媒体よりも信頼度が低くい結果となった。このうち、携帯電話のテキスト広告は最も低い24%となっているほか、オンラインバナー広告、オンラインビデオ広告、検索エンジンの結果に表示される広告は、30%から40%台に甘んじている。
ニールセンは同様の調査を2007年4月にも行っており、この2年の間に信頼度が大きく増加したのは、「ブランドによるスポンサーシップ」で15ポイントアップの64%。それに、「映画の前に上映される広告」「個人的な知り合いのおすす」めが続いている。
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