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注目マーケティングトピックス2026

ファンケルが肌専門AI「FANCL SKIN MATE」提供、店頭と手元で顧客に寄り添い「不」を解消

伊藤 桃子(編集部)[著]

  2026年10月27日、株式会社ファンケルは公式アプリ「ファンケルメンバーズ」にて、肌専門AI「FANCL SKIN MATE(ファンケル スキンメイト)」の無料提供を開始した。本サービスは、同年3月に導入した店頭カウンセリングサービス「FANCL SKIN PATCH(ファンケル スキンパッチ)」の好調な実績を背景に、オンラインでも一人ひとりの肌悩みに寄り添うサポートを展開するものだ。本記事では、発表会で語られた開発背景やデータ連携の価値、そしてMrs. GREEN APPLEによる実演デモから見えた顧客体験をレポートする。

店頭施策からアプリへ、ファンケルの狙いと実績

 ファンケルは2026年3月、長期経営構想「ファンケル・ビジョン2035」を策定し、「美と健康の『不』を解消してくれる最も信頼できるブランドになり、最も成長しているブランドマーケティングカンパニーとなっていく」と宣言した。

株式会社ファンケル 代表取締役 社長執行役員 三橋 英樹氏
株式会社ファンケル 代表取締役 社長執行役員 三橋英樹氏

 情報や商品があふれる現代における新たな「不」である、「今のケアが自分に合っているかわからない」という悩みの解消もその取り組みの一環だ。

 同社の独自調査では、肌に悩みがある人の6割以上が「身近に肌について信頼して相談できる人やサービスがない」と回答している。そこで、第一弾の取り組みとして3月に店頭カウンセリングサービス「FANCL SKIN PATCH」を導入。10月までに延べ体験者数は10万人を超え、体験時の満足度は99%に達した。また、体験者の78%が「習慣が変わった」と回答するなど顧客の行動変容につながっており、店舗の新規数も前年比120%と好調に推移しているという。

 同社代表取締役 社長執行役員の三橋英樹氏は、「肌の専門知識に加え、我々ファンケルが長年お客様との対話を通じて培ってきた寄り添い方、こうした我々独自の知見を今回活かすことで、より専門的かつ信頼できるサービスを目指した」と語る。

「FANCL SKIN MATE」の機能とデータ連携の価値

 新たにローンチされた「FANCL SKIN MATE」は、45年以上にわたる皮膚科学研究の知識と、100万人以上のカウンセリングから得られた知見を掛け合わせて開発された肌専門AIだ。10月27日より公式アプリ「ファンケルメンバーズ」内で無料で提供される。

 主な機能として、時間や場所を問わずチャットで相談ができる「AIチャット機能」と、スマートフォンのカメラで素肌を撮影し、キメ、うるおい、油分、シワ、シミ、毛穴の6項目から肌状態を可視化する「顔画像解析」を備えている。さらに独自の特徴として、店頭の「FANCL SKIN PATCH」とのデータ連携が可能となっている。

画面イメージ
画面イメージ

 細胞レベルで肌状態や将来のトラブル傾向を解析するスキンパッチのデータが、アプリの会員登録によりスキンメイトに自動で連携される。店頭で自身の肌を詳しく知り、アプリで日常的に相談を重ねることで、より精度の高いアドバイスを受けられる継続的なサポート体制を構築している。

FANCL SKIN MATEとFANCL SKIN PATCHの比較
FANCL SKIN MATEとFANCL SKIN PATCHの比較(タップ/クリックすると拡大します)

 顧客との継続的な接点から得られたデータは、サービスの向上だけでなく、肌研究や商品開発などにも活用していく方針だ。

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Mrs. GREEN APPLEの実演に見る、「寄り添い」

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この記事の著者

伊藤 桃子(編集部)(イトウモモコ)

MarkeZine編集部員です。

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