SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2026 Autumn

注目マーケティングトピックス2026(AD)

Metaアプリ広告の新常識。ROASが約12.7倍改善した「バリュー最適化(VO)」活用のポイント

 成熟期を迎えたアプリマーケティング市場において、単なるインストール獲得だけでは事業成長を描けず、ユーザーのLTV最大化が広告主の最大の課題となっています。この壁を突破する強力な打ち手が、高LTVユーザーを狙うMeta広告の入札戦略「バリュー最適化(VO)」です。本記事では、VOの導入により従来手法からROASを約12.7倍に改善した検証結果を公開。さらに、MetaとCyberZが教えるVO活用の成果を出すポイントまで、事業収益に直結する運用ノウハウをお届けします。

「獲得」から「LTV最大化」へ。成熟期のアプリマーケティング

──まず、アプリマーケティングの市場環境の変化について、グローバルな視点からお聞かせください。

Yang(Meta):モバイルアプリ市場は世界的に急拡大しており、2025年の新規ダウンロード数は490億回、アプリ内購入売上は820億ドル(約13.4兆円)に達しています。

画像を説明するテキストなくても可
Meta日本法人 Facebook Japan合同会社 Agency Partner Jin Woo Yang氏

Yang(Meta):特筆すべきは、Z世代の6割近くがテレビや従来の動画配信サービスよりも「SNSアプリ」で長く動画を視聴しているという点です。さらに、シームレスな支払い手続きなどの利点から、アプリでのコンバージョン率はモバイルウェブの3倍に達しています。こうしたSNSを中心としたユーザー流入の増加と収益性の高さを背景に、アメリカでは既にモバイル広告予算全体の約8割がアプリに充てられる水準となっています。

──日本国内はどうでしょうか。

真木(CyberZ):日本のアプリマーケティング市場は成熟期に入り、プレーヤー急増にともなう新規ユーザー獲得競争の激化から、インストール単価(CPI)が年々上昇しています。インストール獲得だけを追っていては事業成長につながりにくいため、獲得ユーザー1人あたりの価値、すなわち「LTVの最大化」が多くの広告主様にとって最重要テーマとなっています。

画像を説明するテキストなくても可
株式会社CyberZ メディア統括本部 パフォーマンス戦略局 シニアコンサルタント 真木 魁人氏

真木(CyberZ):LTV重視の流れは、KPI設計にも表れています。当社が運用する複数の広告主様では、2年前の段階ではCPIのみをKPIとする企業が大多数で、LTV指標をKPIに含めて評価していた企業は約30%にとどまっていました。

 しかし現在では、その割合が60%以上に倍増し、リテンションレート(継続率)やROAS(広告費用対効果)といった獲得したユーザーの質を加味した指標を重視する動きが定着しつつあります。

LTV可視化を阻む課題と、解決策としてのVO

──KPIをCPIからLTVへと見直す際に、直面する課題はありますか?

真木(CyberZ):まず、運用・クリエイティブ両面での対応の難しさから、CPIのように評価と運用がしやすい指標をKPIとする広告主様の割合が多かったという背景がございます。そのため、移行における課題として、LTVを評価する場合においても、運用・クリエイティブそれぞれのPDCAを適切に回すことができる環境の整備が必要になります。

 そして、日本市場特有のOS環境も課題として挙げられます。日本市場は、グローバル対比で特にiOSに偏っており、この傾向はアプリとの親和性が高い若年層において顕著です。iOS端末においては同意のないユーザーに対するトラッキング制限が発生するため、大部分のユーザーのLTVを可視化しづらい点が、大きな障壁となっていました。

 ただし、この点については、Meta社が導入している独自の仕組みにより、コンバージョンのシグナルを補完する取り組みが徐々に進んでいます。今やiOSでもしっかりとLTVを可視化できる時代になっているのです。

Yang(Meta):世界的に高まっているアプリ収益化の需要に応えるべく、Metaはアプリ広告主の皆様がユーザーLTVの最大化を図っていただけるよう、インストールからアプリ内エンゲージメント、そしてアプリ内購入に至るファネル拡大に取り組んでいます。

アプリ宣伝広告の最適化一覧。インストール最適化(MAI)、アプリイベント最適化(AEO)、バリュー(値)最適化(VO)の3段階を示すファネル図
アプリ宣伝広告におけるファネル図
(クリックすると拡大します)

Yang(Meta):その一環として推進しているのが、アプリ内で高額課金を行う可能性が高い、高LTVユーザーに広告を当てる入札戦略「バリュー最適化(Value Optimization/以下VO)」です。

真木(CyberZ):当社では、VOのようなメディア側のプロダクトと、自社の運用マーケティングを直接的に組み合わせることで、ROAS向上を実現していく取り組みを進めています。今回はその成果として、実際にROASが10倍以上改善したVOの検証事例をご紹介します。

次のページ
ROAS10倍以上改善も!CyberZの検証事例に見る、VOの効果

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
関連リンク
注目マーケティングトピックス2026連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:Facebook Japan G.K.

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2026/09/18 10:30 https://markezine.jp/article/detail/50407

Special Contents

PR

Job Board

PR

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング