2009年4月~6月に出稿された、PCインターネットのバナー広告の推定広告費は約442億円、モバイルインターネットのピクチャー広告の推定広告費は約71億円。推定方法の違いや自社広告も含んだ推計値のため単純な比較はできないものの、PCの広告費はモバイルの約6倍となっている。
同社の広告データベースサービスの集計によると、この期間にPCバナー広告を収集した広告主数は約2400社、銘柄数は約4150銘柄。モバイルインターネットのピクチャー広告では、広告主数は約600社、銘柄数は約1000銘柄で、いずれもPCがモバイルを大きくリードしている。
自社広告を除いた推定広告費の内訳を見ると、PCでは「住宅関連情報」「ソフトウェア」「普通自動車」が上位なのに対して、モバイルでは「書籍・コミック」「趣味・娯楽(携帯ゲームなど)」「着せ替え・待ち受け・文字・デコレーション素材」「音楽関係」と、いずれも携帯コンテンツが上位を占め、これら4商品種類合計のシェアは全体の52.2%に達している。
また、自社広告を除いた推定広告費上位の広告主を見ると、PCでは「マイクロソフト」「ディーエイチシー(DHC)」「リクルート」「サントリー」「本田技研工業」。モバイルでは「インフォコム」「エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ」「Bbmf」など、モバイル関連企業が上位に並んでいる。
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