調査は、全国の16歳以上の男女を対象に4月に行われ、「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の5項目から算出した「ブランド力(PQ)」スコアによるランキングとなっている。
今回の1位はネット通販最大手の「楽天」。楽天のブランド力を構成する項目では、「自分必要度(自分にとって必要と感じるか)」や「愛着度(愛着を感じるか)」が特に高くなっている。また、バリュードライバー(魅力点)をみると、「会員サービス・ポイントカード」を筆頭に、「ホームページのデザイン・使いやすさ」や商品・サービスの「品揃え・ラインナップ」、「利便性・使いやすさ」が通販会社の中で最も高く評価されている。
2位「アマゾン」は、ブランド力を構成する「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の全項目でスコアを伸ばし、楽天との差を縮めている。アマゾンのコアイメージは「信頼性」で、品質に関するイメージ項目については楽天を大きく上回る評価を得ているほか、「革新的である」のイメージも高くなっている。
3位の「ジャパネットたかた」は、社長の独特なキャラクターやテレビを活用した販売スタイルの印象が強いためか、通販会社の中で「独自性」が最も高くなっている。同社のブランドイメージは「活気がある」「明るい」「個性的」に加えて、「顧客ニーズへの対応に熱心である」や「経営者が優れている」などの項目が、通販会社の中で最も高くなっており、この点が同社の独自性というキーワードにつながっているようだ。
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