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「グランズウェル」著者に聞く、企業がTwitterを有効活用する方法

とてもシンプルで、よりパワフルなTwitter

 「小さい事からはじめる」というと、Twitterに代表される無料のソーシャルテクノロジーの活用が挙げられる。バーノフ氏はTwitterが企業関係者に非常に注目され、利用が進んでおり、顧客サービスやマーケティング、営業活動など利用の幅が広がっているとした。

 バーノフ氏のTwitterの活用法について聞くと「Twitterというのは、非常にシンプルであると同時に効果が非常にパワフルであるという組み合わせに多くの人が今注目している状況です」と説く。

 日本でも企業がTwitterを利用するようになっており、その使い方は主に告知メディアとしてである。バーノフ氏は、90年代に告知活動のために使われていたeメールとTwitterを比較すると、後者のほうがより相手の意見に耳を傾けられるため、非常にパワフルだとし、Twitter活用の戦略について次のように語った。

 「たとえばディズニーに関して何か新しい情報を提供しようということになれば、本当に何百万人という方たちが参加してくれると思います。しかし、水力発電ダムについて語るだけであれば多分あまり多くの参加者は生まれないと思います。そういう意味では自分達がどういうブランドでどういうビジネスをやっているのかによって、Twitterの使い方も戦略も変わってくるでしょう

 インターネット広告のよい面は、効果測定できること。ソーシャルテクノロジーにおける効果測定はどのように行なえばいいのだろう。バーノフ氏は、企業の活動において測定をしなければ何の意味もないとし、その機能のあるソーシャルテクノロジーを利用すべきだという。

 「Twitterをやっていて、何人のフォロワーがいるなんていうことは企業にとってどうでもいいことです。実際にTwitterを使って会社の売上がどのように変化したかというのが重要です。また人々の企業に対する発言がどのように変わったのか、ということを測定結果としてフォローするということも重要です。フォロワーの数ではなく、人々の姿勢や認知度、企業がメッセージを出したときにちゃんと受け止めてくれるか、またビデオなら最後に表示されるURLにどれだけの人がクリックしてくれているのかを測定するというところを絶対に外してはいけません」

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モバイルの可能性と、ソーシャルテクノロジー活用のカギ

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・翻訳ツールなど...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/09/29 11:00 https://markezine.jp/article/detail/8456

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