顧客を集める最良の方法
Webサイトのプロモーションとして、効果の高いのがメールニュース(メルマガ)です。メールマガジン発行システムを使えば、誰でも明日からメールニュースを発行することができ、いつでもその読者に対して新しい情報を発信することができます。気まぐれなWebサイト来訪者に比べれば、みずから情報が欲しいと登録している人ですから、積極性は高く、顧客となる確率の高い人々と考えることができます。
インターネットの世界は、全国に散らばっている「顧客」を、距離を超えて集め、何度も来訪させることのできる世界。ただWebサイトを持っているだけなら、お客がいつどこから来るかわかりませんが、メールニュースなら、全国からある分野のファンだけを集めておくことができます。
いわゆるメールマガジンは一般顧客向けの仕組みのように見えますが、B to Bサイトにとっても、メールニュースは非常に有利なものです。例えば、
- 「人気フードメニューの仕掛け人が語る 週刊食材&メニュートレンド」
- 「社員教育プロフェッショナル育成講座」
などなど、専門家向けに絞り込んだテーマで展開すれば、そこに登録する人は専門家の割合が高いと言えるでしょう。たとえ1,000人でも、関心の高い人ばかり集まっているとなると、その価値は高いものとなります。
効果の高いメールニュースを発信する
メールニュースを発信すると、反応はすぐに現れます。逆にニュースの効果は長続きしません。ログで見てみると、ニュースを発信して3日ぐらいで急速にWebサイトへの来訪が減り、4日目にはほとんどゼロになります。メールニュースは最低でも毎週1回以上発行する必要があると言えそうです。
メールからWebサイトへ来訪者を集める仕組みは簡単で、メール本文にリンクしたいページのURLを書いておけば、メールソフトの機能でそれがリンク状態となり、読者はクリックするだけでこちらの指定したWebサイトに移動することができるのです。
実際、毎日何十万部もメールを発信し、それだけでたくさんの来訪者をショッピングページに招き、売上を確保しているサイトがあるのです。10,000人のメールアドレスに月4回、セールなどの魅力的なメールを送り、10%ずつの読者がサイトに来たとすると、4,000人。その5%が購入に至ったとすると200人。平均客単価が5,000円なら、月の売上は1,000,000円に達します。こうした方法を採らないサイトがあるのが不思議なぐらいです。徹底的にメールの書き方を勉強して、効果的なメッセージと、効果的な価格戦略を盛り込んでください。
もちろん10,000人のメールアドレスは自前で集め、セール情報を送っても良い、という許可をとっておかなければなりません。
例えば、毎月プレゼントを行ない、3,000人ずつメールアドレスを取得し、800人ずつが許可を与えてくれれば、1年間で10,000人に達するでしょう。プレゼント応募者や実際の購入者などのアドレス、普通にメールマガジンを読みに集まる読者のアドレスなどで構成していきます。メールマガジンそのものの運営やアドレスの集め方については多数の専門書がありますから、参照してください。
アクセス解析でわかる、効果が高いメッセージとは?
大切なことは、ここでもアクセス解析で効果を見ながら、より効果の高い方法を選んでいくことです。
例えば、これまでの解析から、メール本文の100行目以降に書かれたリンクはほとんどクリックされないことがわかっています。できるだけ上の方にリンクが掲載されている方が良く、同じリンクが記事の上下にあった方がクリックされやすいこともわかっています
調べておきたいのは、メッセージの内容とクリック率の関係です。同じ商品でも、読者(顧客)の性質により、「安い」と書いたほうが売れるのか、「限定」が良いか、もしかすると「高機能」と書いたほうが売れるかもしれません。