Doで使える、Googleプロダクト
古見氏は、次の“D”の実行段階で使ってもらいたいのがGoogle AdWordsであるとプレゼンを続けた。「Google AdWordsというと、『検索結果に広告を出すサービス』、いわゆるリスティング広告として理解している方が多いと思いますが、実はGoogle AdWordsは認知~購買まで一連の購買サイクルをカバーできるように設計されています」とし、3つの配信方法と4種類の広告フォーマットがあることをまず紹介した。
【配信方法】- 検索連動型広告
- コンテンツターゲット
- プレースメントターゲット
- テキスト広告
- イメージ広告
- 動画広告
- ガジェット広告
「Google AdWordsでは、検索結果以外に、普通の情報ページ、たとえばニュースサイトに移動された際もコンテンツ連動型広告という形で配信しています。例えば、asahi.comさんのゴルフのツアーに関する記事面であれば、そこに関連するゴルフの広告を出していくというものです。当然ニュースサイトのゴルフ記事を見ている人はゴルフに興味がある人ですから、それに関連して、邪魔にならないように閲覧しているときにも情報として提供しています」
さらに古見氏は、Google AdWordsのコンテンツ連動広告がターゲットを絞った媒体に出せる方法があるとし、解説を続ける。
「ターゲットが閲覧していそうなサイトそのものを判別してもらって、その決めた場所に広告を配信していくのがプレースメントターゲットと言われる広告です。例えば目当てのサイトで広告配信できるかどうかをURLを入力して調べたり、関連キーワードを入力して広告を配信するサイトを見つけることができます」
広告の表現についてもテキストだけではない動画の広告をGoogle AdWordsで展開することができるとし、実際の動画広告(ギターを自動的にチューニングするための機器)を披露した。
「これは、楽器を演奏している人が集まっているコミュニティサイトを、先ほど紹介したプレースメントターゲットで場所を指定して、そこに対してこのような動画の広告を出します。目的に合わせて正しい表現方法ができるように、今のような動画のような広告、そしてガジェットを使った広告、こういったものをGoogle AdWordsのほうから配信できます。料金に関しましては、クリック課金制ですのでテキスト広告と同じです。動画だから高い、ということは全くありません」とした。