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キーワード選定にユーザーの生の声を取り入れる
【ブログクチコミをSEO対策に活かす】

ブログクチコミをSEO対策に活かす

 そこで、前述の課題を解決するための一助となるのが、「ブログクチコミ」である。ブログクチコミは「ユーザーの実際の声」を「定量的」に見られるのが最大のメリットである。ブログユーザーが検索しやすいキーワード、ユーザーが実際に使っているキーワードを知ることができる

 当社では、きざしカンパニーが提供するブログ解析ツール『ブログクチコミサーチ BY kizasi』を使用し、ブログのクチコミをキーワード選定の指標の1つとして利用している。

 『ブログクチコミサーチ BY kizasi』では、過去3年間にブログで出現したキーワードの数や、そのキーワードが語られた記事数が分かる。そのため、季節に大きく影響するキーワードなどを選定する際に、昨年、一昨年に使用されたキーワードから選定することも可能だ(下図)

『ブログクチコミサーチ BY kizasi』で出力したグラフの例
図2 ブログクチコミサーチ BY kizasiで出力したグラフの例

 では、実際に『ブログクチコミサーチ BY kizasi』を用いて、最も検索されている「キーワードA」(月間平均回数2,224,000回※)、次に検索されている「キーワードB」(同550,000回)、3つの中では最も検索回数が少ない「キーワードC」(同110,000回)の中からビジネス上最も有効とされる、すなわち購買や資料請求などのコンバージョンに至る可能性の高いキーワードを選定してみよう。

A、B、Cの各キーワードは、「パソコン」と「PC」などの言い換えや「ブ」と「ヴ」、「ッ」を入れるかなどの表記ゆれなどを考慮し選定したほぼ同義のキーワード群

 下図は、各キーワードの検索回数を比べたものを記す。

各キーワードの検索回数の比較
図1 各キーワードの検索回数の比較
月間検索回数はGoogle Adwordsキーワードアドバイスツールを元に記載

 従来のキーワード選定方法を踏襲すると、検索回数の多いキーワードAを対策すべきキーワードと判断するのではないだろうか。では、ブログクチコミを利用することでどのような結果が出るだろうか。

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クチコミ記事数でキーワードが「ユーザーフレンドリー」であるかを分析

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この記事の著者

福田 保範(フクダヤスノリ)

2007年~2015年6月、株式会社アイ・エム・ジェイにてWEBディレクター、SEOコンサル、マーケティングコンサルなどを経験。2015年7月より、三井住友カード株式会社にてWEBマーケティングを実施中。おもにコンテンツマーケティング、WEB広告、SEOなど多岐にわたるデジタルマーケティングに従事している。また、WEBマーケティングから育児まで多岐に渡るテーマを語るブログ『FKDのWEBマーケティングをツラツラ(マケツラ)』を運営している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/01/08 11:00 https://markezine.jp/article/detail/9145

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