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実戦!Google Analytics徹底活用講座

第2回 導入したら毎日チェック!4つの項目

「キーワード全体のコンバージョン」は本当に大事!


 「キーワード全体のコンバージョン」では、検索エンジン経由のアクセスを解析し、どんなキーワードで検索されたかを表示してくれます。

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で表示することができます。表示されているキーワードの左にある「+」をクリックすると、検索エンジン別の割合もチェックできます。

 SEO/SEMがWeb業界でとても重要視されていることからもわかるとおり、検索エンジン経由のアクセスはとても大切。おそらくあなたも「うちのサイトに来る人は、だいたいこんなキーワードだろうな」と予想していると思うのですが、実際の解析結果を見てみると、思いも寄らないキーワードがたくさん入っていることに驚くでしょう。

 これらのキーワードの中に、金脈が隠れている可能性は非常に高いです。目を皿のようにして眺めてください!

 さて、御苑塾の場合は「swot分析」が2位に倍以上のポイント差をつけてダントツのトップのようです。試しにGoogleで検索してみたところ、21位でした(2006年7月時点)。21位にも関わらずこの数字! もし「swot分析」での検索でトップ10に入れれば、御苑塾のアクセス数はかなり伸びることでしょう。

 余談になりますが、豊富な広告予算のある大企業ならともかく、弊社をはじめとするほとんどの会社は業者に発注できるほど、SEO対策にお金をかけられないのが実情です。ところが、SEO対策そのものはすでに一般的になっているため、キーワードによっては上位表示の獲得が極めて難しくなります。たとえば「ダイエット」といったような人気キーワードで上位を獲得することは困難を極めますし、上位表示されたことで得られる売上げより、上位表示の獲得にかけたSEO対策のコストが上回ってしまうことも考えられます。それでは意味がありません。

 そういったときにオススメなのが、BIGLOBEが提供する「BIGLOBEサーチ」です。Googleの検索エンジンのOEM版なのですが、Googleと異なる点は、検索キーワードとのマッチング具合をオレンジの棒で示してくれること。こちらを見ることで、自社サイトと自社より上位に表示されているサイトの差を、視覚的に調べることが可能です。

 なので、Google Analyticsの「キーワード全体のコンバージョン」に出てきたキーワードは、片っ端から「BIGLOBEサーチ」で検索してみて、実際の順位をチェックしてみましょう。前述の通り「BIGLOBEサーチ」はGoogleのOEM版。つまり、GoogleでSEO対策をする際の「上位サイトとの差が激しすぎてどうにもならなそうなキーワード」「ちょっと頑張ればもっと上位にいけそうなキーワード」の選別を短時間でざっくりと済ませることができるのです。目安のひとつとして利用するといいでしょう。

BIGLOBEサーチを用いた「マーケットイン」での検索結果。御苑塾は7位。ちょっと頑張れば2位までいけるかもしれません。1位との差は激しすぎます。
続いて「出張 持ち物」での検索だと2、3位をゲット。1位も手に届きそうです。ただ、4位、5位との差もそれほどあるわけではなく、気が抜けない状態ですね。

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この記事の著者

伊草 淳(イグサ ジュン)

1979年神奈川県生まれ。成城大学経済学部卒。雑誌編集者、Webディレクターを経て、現在は不動産デベロッパーに勤務。不動産管理業務と併せ、自社サイトの制作および運用を担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/08/03 15:00 https://markezine.jp/article/detail/95

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