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Omniture Summit 2010総力レポート

口コミキャンペーンを成功させるためのソーシャルメディア・アクセス解析Tips

 Omniture Summit 2010では、SEMやソーシャルメディアのトラフィックをどのように解析し、改善していけば口コミの波及に活かせるかというテーマのセッションが設けられた。【関連記事一覧】

口コミキャンペーンの活性化にアクセス解析データを活用する

 ソーシャルメディアの隆盛により、以前では想像もできない形でコンテンツが認知されるようになってきた。ユーザーの口コミによるWebサイトへのトラフィックは、最早オンライ ン上でマーケティングを行っていくうえで無視できない。しかし、広告出稿とは異なり、自然発生的に広がるため、そのトラフィックをどのように分析し、改善につなげ ていけば良いのかは模索段階にある。

 セッションの前半に登壇したオムニチュアのマーケティングマネージャーであるウェス・ファンク氏からは、次の5つの質問が参加者に問いかけられた。

  1. どのソーシャルチャネルが一番効果的か?
  2. どのようなコンテンツを検索する人は探しているのか?
  3. 有料広告を使ってユーザーコミュニケーションを発生する事が可能か?
  4. エンゲージメントを計るための最良のツールは?
  5. どれくらいのお金を生み出しているのか?

 同氏は、「まだどれも正解は無く、皆さんの考えをメモして欲しい。一例として、オムニチュアでの取り組みや考え方を紹介します」とし、各質問に対してそれに関連する情報を提供しながら、参加者に考えてもらうという方針でセッションは進んでいった。

アドビシステムズ オムニチュアビジネスユニット
マーケティングマネージャー
ウェス・ファンク氏
アドビシステムズ オムニチュアビジネスユニット マーケティングマネージャー ウェス・ファンク氏

Q1. どのソーシャルチャネルが一番効果的か?

 まず、前提としてソーシャルメディアはその特質から下記の3つのカテゴリに分けることができる。

  • Social News : Digg、StumbleUponなどニュース情報を発信
  • User-Generated Content : YouTube、Twitter、Flickrなど、ユーザーがコンテンツを作成
  • SocialNetworking : Facebook、MySpaceなど、インターネット上でのコミュニケーションが目的

 そして、これら全ての要素を持っているのがブログである。

ソーシャルメディアのカテゴリ概念図
ソーシャルメディアのカテゴリ概念図

 オムニチュアでは、これらの各チャネルを「内部のソーシャルコンテンツ」と「外部のソーシャルコンテンツ」に分けて分析しているという。

 まず、内部のソーシャルコンテンツは、自社で運営するWebサイトやサイト内のバナー、メールマガジン、Facebookなどのことを意味し、顧客とのエンゲージメントを深め、サイトの価値を高めるために活用されるものだ。また、外部のソーシャルコンテンツはSEMや有料広告、企業のTwitterページやYouTubeページなど、新規顧客を集めるために活用されるものとして定義されている。

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/03/18 11:00 https://markezine.jp/article/detail/9879

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