Twitterの今後の展望
シンプルなサービスでありながら、短期間で様々な可能性を広げてきたTwitterは、今後どのようなメディアとして展開されていくのか。
「Twitterの成長には携帯電話が非常に重要です。Twitter社はニュートラルにやっていこうと考えているので、docomoやauへも積極的に働きかけていきたい」。2010年夏モデルとして『ツイケー』を発表したSoftBankに加え、他のキャリアでもTwitterを簡単に楽しめる機種が発売されるかもしれない。また、すでに対応しているiPhoneに加え、今後はAndroidにもクライアントを投入していく予定。
その他、Promoted Tweets/@earlybird/@Anywhereなど、海外で始まっているサービスの日本展開も順次進めているとのこと。位置情報機能の拡充、企業の複数人でのアカウント運用を支援するBusiness Centerなど、Twitterの企業活用の幅をさらに広げていくことを目的とした機能追加の話題も挙がり、今後もTwitterから目が離せなくなりそうだ。


「最後に、Twitterは米国のTwitter Inc.によって提供されている無料のサービスであるため、予期せぬトラブルに対するサービスの担保は行っていません」とし、オープンな場でネガティブな要素を開示することは、逆に紳士的な態度として顧客の信頼感や安心を生み出すという、Twitterでも共通して企業が採るべき姿勢を、自ら示す形で講演は締めくくられた。