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刺さらなければ広告じゃない! WebマーケッターのためのDirect Marketing講座

お得意様はどこにいる? ロイヤル・カスタマーを創り出すテクニック大公開


LFWの実践手法

 LFWの顧客セグメンテーションの基本は、「ロイヤリティ・コンビネーション」と呼ばれる手法です。実は、以前からロイヤリティを基軸とした顧客層の捕捉手法はありました。ただしそれは感情(Attitudes)×行動(Behaviors)の2軸による平面的な視点でしかなかったのです。

 LFWでは、さらに深い顧客インサイトへのアプローチを行うために、感情面をブレイクダウンして、心情(Commitment)と深度(Depth of Involvement)のコンビネーションとします。それぞれの違いは以下のようになります。

  • 心情:メーカーやブランドに対して抱いている心理的な側面。ロイヤリティのコアを形成するエモーショナルな要因
  • 深度:当該カテゴリーに対するこだわりや知識などの感度・情報レベル。個々の判断基準や購入条件と密接に関係する
顧客層の捕捉は3軸へ

 そして、この軸の方向性を決めたうえで、その軸を構成しているキーワードを組み合わせ、その商品やブランドに最もふさわしい「軸解釈」を検討するのです。この解釈を基に、プロット判定アンケートの実施へと仮説を導いていくことになります。

「軸解釈」の検討例

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ロイヤル顧客へのドライブ手法

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この記事の著者

杉山 実(スギヤマ ミノル)

株式会社 電通ワンダーマン インタラクティブマーケティング部 シニアプロデューサー。Reader‘s Digestを皮切りに外資系代理店、大手出版社で広告制作とダイレクトマーケティング、企画・編集を担当。コンテンツビジネスのJVなどを多数手掛け、マーケティングとデジタル・ソリューションの間を行き来する。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/06/07 13:59 https://markezine.jp/article/detail/1263

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