YouTube、Facebook、Twitter、各チャネルの成果を公開
前回紹介したとおり、「はじめての最先端医療 THUNDERBIRDS Lab.」は、40~50代の男性をターゲットに設定し、「抗体医薬 = 協和発酵キリン(抗体医薬といえば、協和発酵キリンだ)」という認知につなげることを目的に実施されたブランディングプロジェクトです。
このプロジェクトでは、オフィシャルサイトを中心に、Facebookページ、YouTube、Twitterといった、あらゆるソーシャルメディアにアカウントを開設し、ユーザーとの接点を創出しています。まず、各チャネルがもたらした効果から見ていきましょう。
YouTubeページ
YouTubeコンテンツの視聴ユーザーは40~50代が9割、男性も8割と、今回のプロジェクトのターゲット層を確実に集客することができました。
Facebookページ
Facebookページでは、今回のプロジェクトにとどまらず、幅広くサンダーバードの話題を扱い、サンダーバードファンとの密なコミュニケーションを図りました。その結果、定期的にコメントしてくれるユーザーが現れるなど、プロジェクトへの関与度向上に貢献することができました。
2011年8月現在、1,264人のファンを獲得。ユーザーは、35歳~54歳までで約6割を占め、YouTube同様に、ターゲットにリーチを図ることができました。また、エンゲージメント率(※注)も0.7%弱と、高いエンゲージメント率を獲得することができました。
「いいね!」もしくはコメントを投稿してくれたユーザー数を、全体のファン数で割った数値。
Twitterではキャラクター独自の視点で、コンテンツ告知から日々のニュースまで幅広く取り上げ、ユーザーとのインタラクティブコミュニケーションを心がけました。
その結果、2011年8月現在、フォロワーを3,500人以上獲得することができました。フォロワーは、男性が8割以上を占めます。
また、影響力のあるフォロワー(自身のフォロワー数が多いユーザー)などの「リツイート」を多く獲得することによって、コンテンツ告知に大きく貢献しました。これはひとえに、元祖・美しすぎるスパイ「レディ・ペネロープ効果」とも言えそうです。
このように、Facebookでは「サンダーバード」のコンテンツ全体に対するエンゲージメント、Twitterはキャラクターである「ペネロープ」へのエンゲージメント構築を図りました。コンタクトチャネルによって切り口を変えることで、より多様なニーズへ応えることができました。
オフィシャルサイト
最後にオフィシャルサイトです。登録した「隊員数」は25,000を超え、しかも約半数がソーシャルログイン機能を活用しています。流入元サイトに関しても、ベスト10のうち4つをソーシャルメディア(YouTube、Facebook、twitter、mixi)が占めており、ソーシャルメディアを活用した効果が見て取れます。