日系大手企業が牽引役となり、新卒採用ソーシャルリクルーティング広がる
日本におけるソーシャルリクルーティングは、中途採用よりも新卒採用で積極的に取り組まれています。今、現在確認している中でも、300社以上の企業が採用目的でFacebookページを開設しています。大和証券グループや日本生命など、日系大手企業が牽引役です。
就職活動を行う学生は、デジタルネイティブ世代であり、もはやソーシャルネイティブでもあります。採用活動を行う場(メディア)として、ソーシャルメディアが欠かせないと考える採用担当者も少なくないのでしょう。
マーケター向けに、採用活動について説明すると、大きく分けて「母集団形成」と「選考」という段階に分けられます。それぞれのフローで、ソーシャルメディアはさまざまに活用されます。
たとえば、弊社のイベント「ソーシャル就活サミット」の例をご紹介しましょう。毎回100名の就活生と10名の採用担当者が集まり、コミュニケーションを取るのが目的です。従来のイベントと異なるのは、Facebookの活用により、事前に参加者の人物像が見えることと、イベント後もコミュニケーションをとり続けられることです。従来の採用イベントに、ソーシャルメディアによって付加価値を付けたといえるでしょう。
次回からは、採用活動において、ソーシャルメディア活用がどのようになされているか、企業の取り組み事例を紹介しつつ、説明したいと思います。
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