「マルチチャネル」機能のレポート~サマリーレポート
まず、マルチチャネルのレポートのありかですが、新しいGoogle アナリティクスでしか利用ができません。場所は、「標準レポート>コンバージョン>マルチチャネル」になります。

1:サマリーレポート
ここでは主に2種類のデータを確認することができます。まず注目するべきは「コンバージョン数」と「アシスト コンバージョン」の部分になります。上記の例では
- 1,390(コンバージョン数)
- 1,095(アシストコンバージョン)
とあります。これは設定した成果の発生回数が1,390回で、その1,390回のうち1,095回はアシストがあった(=成果を達成した訪問回数が2回以上である)ことを表わしています。残りの295回は初めてサイトに流入して、そのまま成果にたどり着いたことを意味します。
成果は上部のプルダウンで変更することができます。まずは、成果によってアシストの割合がどれくらい違うかを確認してみましょう。

アシストコンバージョンの比率が低いほど、初回訪問でコンバージョンする可能性が高いことを意味しています。では、下半分も確認してみましょう。「マルチチャネルのコンバージョン概要図」というものがあります。そして右側にはベン図があります。どの流入元の組み合わせで成果にたどりついたかがわかるのがこの図です。下の図をみてみましょう。

マウスオーバーをすると、組み合わせとその回数を確認できます。今、マウスオーバーされている部分では「オーガニック検索&ノーリファラー 23.24%(323)」と書かれています。これは、「オーガニック検索」と「ノーリファラー」を併用して成果にたどり着いた人が、全成果の23.24%あり、その回数は323回であることをあらわしています。
例えば、
検索エンジン → 検索エンジン → ノーリファラー → ノーリファラー(★成果達成)
などがこのカテゴリに含まれます。流入元は自動的に6つに分類されており、チェックボックスのチェックを入れることで、ベン図を変更することができます。

上記ではオーガニック検索・ノーリファラー・参照元サイトの3つにチェックを追加しています。
また、「総コンバージョン数に占める割合」というデータも非常に重要です。これは成果にたどり着いた人数のうち、何割が直接・間接関係なく、その流入元からサイトに訪れたという事が分かります。
例えば「オーガニック検索」であれば、このサイトでコンバージョンした人の約75%は、一度以上検索エンジンから流入した事を意味しています。
このようにサマリーでは、「成果のうち何割が間接効果ありだったのか」ということと「成果にたどり着いた人がよく利用している流入元とその組みあわせ」を確認することができます。まずはこのレポートで各成果の特徴を掴んでおきましょう。