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Google アナリティクスの新機能「マルチチャネル」 5つのレポートとその活用方法を紹介!(前編)


「マルチチャネル」機能のレポート~アシストコンバージョンレポート

 2つ目のレポート「アシストコンバージョン」を確認してみましょう

アシストコンバージョンレポート

 アシストコンバージョンでは、二種類のデータを確認することができます。「アシスト分析」と「起点の分析」の2つです。レポート上で切り替えを行います。

 ここでこの2つの用語と、この後登場する「終点」というキーワードを説明しておきます。

  • 起点:初回の流入元。上記の場合は「バナー」が該当。
  • 終点:成果に直接繋がった流入元。上記の場合は「リスティング」に該当。
  • アシスト:成果に直接繋がった流入元以外の流入元。上記の場合は「バナー」と「メルマガ」。

 なお、次の点を前提とします。

  1. バナー → メルマガ → メルマガ → リスティングといった遷移があった場合、メルマガのアシスト数は「1」になります。繰り返し同じところから流入した場合は1回しか数えないという仕様になっているようです。
  2. 初回訪問でコンバージョンした場合は「初回の流入元=終点の流入元」となり、「アシスト」はありません。
  3. 成果にたどり着くにはかならず「初回」と「終点」があるため、成果の達成回数=初回の回数=終点の回数になります。

 では、用語の説明が完了したところで得られるレポートを確認しましょう。まずは、説明のわかりやすさのため「起点の分析」から説明をいたします。下に表示される表をご覧ください。

 各列を確認していきましょう。

  • 基本チャネルグループ:流入元の分類(次回紹介しますが、リファラーやキーワード等に変更することが可能です)。
  • ファーストクリックによるコンバージョン数:起点の回数を表しています。
  • ファーストクリックによるコンバージョン値:コンバージョン値を設定している場合、起点の回数×1コンバージョンあたりのコンバージョン値の金額を表示。
  • 終点コンバージョン:終点の回数を表しています(いわゆる今までの成果に直接繋がった流入元の流入回数)。
  • 終点コンバージョン価値:コンバージョン値を設定している場合、終点の回数×1コンバージョンあたりのコンバージョン値の金額を表示。
  • 起点/終点:起点の回数÷終点の回数。

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見るべきポイントは、たった2つ

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/26 15:46 https://markezine.jp/article/detail/14693

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