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アクセス解析徹底活用ガイド

LPOでは不十分!?米・大手サイトがMVTに注目する理由とは?


顧客中心の考え方への回帰

 みなさんの立場からすると、いかにしてユーザにコンバージョンしてもらうか、多くの情報を取得してもらうか、が非常に重要でしょう。しかし、ユーザはそんなみなさんの考えはお構いなしに、自分の見たい情報を探します。このようなユーザの勝手気ままな行動は、みなさんにとっては悩みの種でしょうか、それともチャンスの宝庫でしょうか。

 このようなユーザの勝手気ままな情報選択行動に合うように、つまりユーザを中心に据えて、ユーザの欲しがる情報やメッセージの発し方を見つけ出すために、MVTが活用されています。どういったメッセージをユーザが求めているか、どういった内容のクリエイティブにユーザが好意的に反応するか、実験を通じて見つけ出せるのです。

 また、サイトを訪れるユーザのタイプや目的は一様というわけではありません。サイト訪問の時間や曜日別、流入経路別や企業が定義するユーザセグメント別に、最も受け入れられるコミュニケーションを発見することにより、みなさんの目的であるコンバージョンや売上などが最適化されます。「なんと画期的なこと!」と感嘆するのは私だけではないはずです。

 今回の記事では、MVTが注目されている主な理由を説明しました。しかし実は、eBayやAMERICAN EXPRESSはサイトの最適化のためだけにMVTを活用しているわけではありません。次回の記事では、MVTのサイト改善以外のメリットについて説明します。

お知らせ

 MVTのソフトウェアと最適化のプロセスを提供するアメリカMemetrics社のCEOであるヒカル・フィリップス氏が8/1に来日し、デジタルフォレスト主催のWebマーケティングROI DAYにて講演を行います。世界の先端動向に触れるいい機会ですので、興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。詳細はこちらから

MVTについてのおさらいはこちらから→eBayの事例から学ぶ「ページ最適化」最新動向

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この記事の著者

清水 昌浩(シミズ マサヒロ)

株式会社Ginzamarkets カントリーマネージャー(日本)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/07/23 16:25 https://markezine.jp/article/detail/1487

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