「Webにはこれほどのパワーがあるのか」と社員も驚いた
複数のポータルサイトを使ってWOWOW大開局祭を催したが、会場となった特設サイトのクオリティ、UU数やPV数など、多くの面でMSNは高い数値を獲得した。Twitterとの連携も機能し、10月1日には4~5時間で500発以上の花火が打ち上げられ、MSN花火大会は大いににぎわった。最終的にこの会場からつぶやかれたツイートは1,700を超える数となり、多くのユーザーがWOWOW大開局祭に参加するきっかけとなった。
また、MSNを含めた各ポータルサイトで放映されたWebちゃんねるの延べ視聴者数は約50万人と、WOWOWとしても満足のいく数となった。大開局祭期間中のWOWOW新規加入者数も非常に多く、さらに加入の経路について、通常時は電話での申し込みが一番多いのに対し、大開局祭の間はWeb経由の申し込みが半分以上の割合を占め、同社にとってもWebでのプロモーション展開の効果を実感する結果となった。
瀧口氏は今回の企画を次のように評価する。「各ポータルに用意した会場へのアクセス数、Twitterでほかの視聴者とつながれるWeb番組Webちゃんねるの視聴者数、実際のWOWOW 3チャンネルの視聴率、すべての数字が素晴らしく、『お客様に参加していただけるイベントにできた』という手応えを得られました。会場の作り込み、花火の美しさ、そして集客数と、すべて満足できるものでした。マイクロソフトの方には、開催前に『どこにも負けませんよ!』と気合いのこもった宣言をいただいていましたから、それが叶ったことになりますね。それだけの熱意を持って一緒に取り組める相手がいることを頼もしく感じます。
実は、Webと放送を連動させるのは、今回がはじめてのことでした。不安はありましたが手応えをつかめましたし、インターネットを絡めることで今までのWOWOWにはない面白さを生み出せることに気付かされました。
大感謝祭の期間中にWeb経由の加入者が一番多くなったことで、『Webにはこれほどのパワーがあるのか』と驚かされた社員も多いようです。ネットを絡めた取り組みへの理解が社内的にも広まりましたので、今後ますます多くの仕事でご一緒して、面白いことを企画していきたいです。」