O2O施策も展開したい
Q. 目標としているゴールは何ですか?
木下:まずはTwitter、Facebookともに1万フォロワーを年内の目標としています。ル・クルーゼに興味がない方もキッチンや食に関することは毎日かならず考えていると思うので、そういったまだル・クルーゼのファンでない方にも楽しんでいただけるようなコンテンツを提供していきます。
頼廣:中長期の目標としては、店頭や製品のプロモーションと連動したような企画ができたらいいなと思っています。Webを見ている方が必ずしもオンラインで購入するわけではなく、直営店舗に足を運んでくださっているので、そういった方にも同じキャンペーンやサービスを受けられるような、店舗のメンバーシップカードと絡めた施策を考えていきたいです。

インタビューを終えて
ル・クルーゼと言えばフランス発祥の老舗ブランド。洗練されたフォルムと鮮やかなカラーで、日本でも主婦の憧れるキッチンブランドとして広く愛されています。一方で、“機能面の特性を伝えきれていない”“今までリーチできていない層にも知ってもらいたい”というブランディングの課題をお持ちで、それを解決するために各ソーシャルメディアを使い分けながら、既存ファン以外へのアプローチも積極的に行っていました。
ソーシャルメディアを使って、既存のファンを楽しませるに留まるのか、あるいはファンを通じてその周囲にいる未開拓の層にまで働きかけるのか。自社ブランドが置かれた現状をしっかりと把握し、明確な課題を持ってソーシャルメディアを活用することの大切さに、改めて気付かせていただきました。