女性に人気のル・クルーゼ、でも機能面を知らない人が意外と多い
Q. 5月初旬にコーポレートサイトをリニューアルされたそうですが
頼廣:はい。ル・クルーゼのブランド認知は20代~50代の女性で83%と非常に高いのですが、認知内容を聞くと「カラフル&おしゃれ」「見た目がかわいい」といった外見的な要素ばかりが出てきて、機能面を意外と知らない方が多いというのが全社的な課題としてあります。
「使い回しがきいて毎日使える」「耐久性がある」「料理がおいしくなる」といったル・クルーゼの真の魅力をもっと伝えなくてはならない、ブランドとしての過渡期に来ていると感じています。そういったときに、ソーシャルメディアを通じてお客さまと直接お話をすることで、興味をもってホームページへ来ていただきたい。そしてせっかく来ていただけたら、お客さまが求めている情報をわかりやすくお伝えできるよう、リニューアルの際には意識しましたね。

Q. コミュニケーションについてルールや気をつけている点は?
木下:お客さまが毎日ル・クルーゼの新しい情報と出会えるよう、投稿の頻度は気をつけています。あとは当然のことですが、ブランドイメージを大事にして、丁寧な言葉遣いを意識しています。
頼廣:コンシューマーリレーションズと連携をとりながら、お客さまからいただいた質問はすべて誠実にお答えするようにしています。たとえば、「栗をル・クルーゼで一番おいしく食べる方法を教えてほしい」とTwitterでお問い合わせいただいたときは、スーパーで栗をたくさん買って来て、社内のキッチン・スタジオにたくさん鍋を用意して、いろんな調理法を試してみた結果をお返ししました。
お問い合わせの内容によっては直接拝見しないと対応できないので、コンシューマーリレーションズをご案内することもありますが、それ以外の場合は私たちで一生懸命調べてお答えするようにしています。