ユニー、NTTドコモ東海支社、伊藤忠商事の3社は協業し、日常の買い物が困難な状況におかれている高齢者等の買い物支援の課題を解決するため、ネットスーパーとタブレット端末を活用した買い物支援サービスの実現に向けたプロジェクトを2012年9月7日より名古屋市港区野跡学区にて開始する。
名古屋市港区野跡学区は、住民の大半が大規模集合住宅に居住し、高齢化率が27.5%(976人)と港区内で2番目に高い地域。日常の買い物が困難な状況におかれている高齢者等の買い物支援が課題となっている。名古屋市港区社会福祉協議会と3社は、この課題解決に向けて今回のプロジェクトをスタートする。
プロジェクトの内容は、利用者は週2回集会所に集まりNTTドコモが提供するタブレット端末からユニーが運営するアピタネットスーパーを利用して注文し、翌日自宅にて商品を受け取ることができるというもの。今回のプロジェクトで得られたデータは、伊藤忠商事が中心となり検証を行い、今後の実用化に向けた検討を行う。
ユニー、NTTドコモ、伊藤忠商事は、買い物支援にとどまらず、注文や宅配時における高齢者等の安否確認や、集会所に集まる地域住民同士のつながり作りなど、高齢者の孤立防止等の地域福祉を推進する社会福祉協議会との協業をさらに深めていく。
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