マルチデバイス化が進み、インターネットユーザーは複数のデバイスを場所・時間・状況に合わせて、デバイスを使い分けている。また、各デバイス間でとる検索行動、特にパソコンとタブレット端末での行動は非常に似た傾向にあり、その傾向は、今後一層顕著になると考えられる。Yahoo! JAPANでは、このような状況に対して、最適な広告提供を実現するため、2013年夏ごろにキャンペーン機能の強化を行うと発表した。
「キャンペーンのマルチデバイス化」では、ひとつのキャンペーンで全デバイスの広告管理を実現。デバイスごとにキャンペーンを管理する必要がなくなり、同一キャンペーン内で予算の管理が可能になる。入札価格の設定においても、同一キャンペーン内で「デバイス」、「時間」、「地域」ごとの入札管理が可能になる。
また、同じ検索キーワードでも、外出先や、勤務先、自宅など、ユーザーが置かれた状況によって、その意図は全く異なることが考えられる。「ユーザーの状況に応じた広告配信の最適化」では、デバイスごとにキャンペーン管理を行わなくても、キャンペーン内の同一キーワードで、ユーザーの利用シーンに応じた適切な広告表示が可能になる。
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