SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第78号(2022年6月号)
特集「現場に再現性をもたらす マーケターが知っておきたい手法&フレームワーク」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

FEATURE

日本式「ID野球」と「セイバーメトリクス」の違いとは?
データが勝敗を左右するスポーツビッグデータ新時代

 勝つか負けるかでしのぎを削るスポーツの世界にも、ビッグデータの活用が広がっている。競技データを提供するデータスタジアム株式会社が、プロ野球やJリーグでのデータ活用、スポーツデータを活用したサービスを紹介。さらに、野球の通説「無死満塁は点が入りにくい」をデータで検証してみせた。

スポーツ競技データ作成の現場

データスタジアム株式会社 取締役 大野 淳氏
データスタジアム株式会社
取締役 大野 淳氏

 5月27日・28日に行われたガートナー ジャパン主催「ビジネス・インテリジェンス&情報活用サミット2013」で、データスタジアム株式会社が「スポーツデータビジネスについて」と題して講演を行った。まず、データスタジアム株式会社 取締役 大野 淳氏が登壇。スポーツ競技データの作成と活用がどのように行われているのかを、野球とサッカーを中心に解説した。

 「スポーツは生身の人間が体をぶつけあって勝敗を決めるものだが、勝つためにデータを使うのが、あたりまえの時代になってきた」と大野氏は語る。野球では「スコアブック」があり、試合の経過を記録することは以前から古くから行われている。では、同社が提供する「スポーツ競技データ」はどのように作られているのか。

 データ作成のベースとなるのは、野球場で行われている試合の映像。それを見ながら人力で入力し、同社のアナリストがニーズに合わせて分析して、チームやメディアに提供する。

 プロ野球では、一球ごとに10項目のデータを入力。コース、球速、球種、打撃結果、打球性質、打球位置、打球ランク、捕球順、作戦、補足情報のデータを入力し、リアルタイムに分析する。1試合あたり約300球と言われていることから、1試合に約3000データたまる。1シーズンあたりの投球総数は約25万球とも言われていることから、膨大なデータが毎シーズン記録されていく。

 野球のように一球ごとの投球間隔がないサッカーの場合はリアルタイムでの入力は難しい。映像を見ながらフィールドを表す座標軸の上にプレーをプロットしていく。試合時間は90分間。1試合あたり約2000プレー、1試合あたりの全作業時間は10時間ほどかかるという。1シーズンあたりのデータ総数は約137万プレー(J1・J2全686試合)にものぼり、まさに「スポーツビッグデータ」ともいえる情報がサッカーのフィールドから生み出されている。

楽天のデータ活用はサッカーチームの運営にも

 データスタジアムがデータを取得しているのはプロ野球、Jリーグ、ラグビートップリーグの3競技。プロ野球では、ほぼ全球団との契約実績がある。

 Jリーグは、40クラブ(J1が18チーム、J2が22チーム)があるなか、半数以上のクラブと契約。三木谷氏率いる楽天グループは2012年2月に「ビッグデータ部」を創設し、グループ全体でビッグデータ分析に取り組んでいる。「その姿勢はサッカーチームの運営にも及んでいるようだ」(大野氏)。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
「ID野球」と「セイバーメトリクス」、日米の手法の違い

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
FEATURE連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/06/17 11:00 https://markezine.jp/article/detail/17934

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング