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ネットコン猿・道明寺猿ノ介が斬る!勘違いから学ぶネット広告&ネット経済

サルでもわかる検索連動型広告(前編) 闇に包まれたキーワード取引現場に迫る!の巻


猿ノ介が閃いた禁断の裏技とは?

裏技というのはだな、いいか、ライバル会社があるとするだろ。そしたら、その会社の名前をオークションでガツンと買ってしまうわけだ

はぁ

そうすれば、ライバル会社の名前を検索した人も、我輩のクライアントに誘導できるというわけだ
時にはグレーなワザも使わざるを得ないのが、コンサルタントの宿命なのだ(猿ノ介)
使われるのが入札という制度ですよね使われるのが入札という制度ですよね

えー! そんなことできるのかなぁ。それに、できたとしても、なんか嫌がらせみたいな裏技ですねぇ

だからこそ、禁断の裏技なのだ。それで、ライバル会社が「お願いですからウチの会社の名前を買うのを止めてくださいよ」って言ってきたらしめたもの。「じゃ、大人の話し合いで……」となるわけだ

つーか、それって揺すりじゃないっすか!

許せ。コンサルタントは、時としてヤバイ橋も渡らねばならぬのだ。しかもな、我輩はもうひとつスゴイ裏技を発見しているのだ

えー! どんなですか?

ぜーったいに、他人に漏らしてはいけないぞ

絶対言いません

それはな、検索結果に出てきたライバル会社の広告をクリックしまくるのだ

えー!

クリック! クリック!! クリック!!!
使われるのが入札という制度ですよね使われるのが入札という制度ですよね
検索連動型広告というのは、料金を先に払っておいて、それが尽きたら広告も外されるんだよな

そのはずですよね

ということは、自分が出したいキーワードの広告が買われていたら、そこをクリックしまくって、ライバル会社のお金をなくしてしまえばいいのだ

な、なんとセコイ裏技

セコイとは何だ。破壊力抜群の裏技ではないか

でも、本当にそんなの上手くいくのかなぁ。そんな原始的な嫌がらせには、いくらなんでも何か対策がされてるんじゃないですか?

何を言うか。こんなスゴ技、きっと、まだ誰も気付いてないはずだ。まさに、我輩だけが気づいたシステムの盲点なのだ……。フフフ

そんなのうまくいきませんって!

いやいや、絶対大丈夫だって!

じゃあ、そこまで言うならまた聞きに行きますか

えっ。どこに?

決まってるじゃないですか。検索連動型広告を取り扱っているオーバーチュアさんに

へ。マジで?

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まずは、キーワードの入札について教えてください!

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この記事の著者

岡部 敬史(オカベ タカシ)

72年京都市生まれ。『別冊宝島』の編集を経て編集・執筆業。ブログ評論家。著書に『ブログ進化論――なぜ人は日記を晒すのか』(講談社プラスアルファ新書)、『Web2.0殺人事件』(イーストプレス)。『このWeb2.0がすごい!』(日経BP社)。編著書に『このブログがすごい!』(宝島社)などがある。個人のブログは『岡部敬史の編集記』

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/09/27 21:31 https://markezine.jp/article/detail/1829

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