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検索連動型広告はこれからどこへ向かうのか

キャンペーン管理ツールを解剖する。マリンソフトウェア「Marin Enterprise」、ロックオン「AD EBiS & THREe」編

日本ならではの機能が充実しているロックオン
「AD EBiSファミリー」と「THREe」

 次に紹介するのはロックオンが提供している「THREe」です。ロックオンはさまざまな広告運用商品を提供しているため、組み合わせによって多種多様な運用と展開が可能です。今回は、分析で活用される広告効果測定システム「AD EBiS」と、分析からのアウトプットで活用されるインハウスマーケティングシステム「THERe」について説明します。

かゆいところに手が届く「THREe」のキャンペーン管理機能

 「THREe」の強みは、プロフェッショナルだけをフォーカスしたものではなく、ビギナーの運用者にとっても使いやすい、運用のハードルを下げる機能も備えている点です。そのため、広告代理店による高度な運用事例だけでなく、広告主がインハウス運用のために導入する事例も増えています。

 特徴的なキャンペーン管理機能としては、実務担当者としていちばん時間が取られるキーワードの生成そのものをサポートする機能でしょう。

 リスティングの運用時に出てくるキーワードの追加作業。そもそもどのようなキーワードを追加すればよいのかという部分も含めて、運用者のスキル、経験に大きく依存しています。「THREe」にはGoogle AdWordsとYahoo!プロモーション広告のアカウントの間でのキーワードの差分を調べて追加する機能や、キーワードの掛け合わせを支援する機能などがあります。さらに、ソーシャルメディアで広がっているキーワードを拾ってきて追加する機能など、運用者の思考プロセスそのものをサポートする機能も実装されており、運用業務における効率化と高品質化の両面をサポートしているといえるでしょう。

THREeのログイン直後の画面のスクリーンショット
THREeのログイン直後の画面のスクリーンショット

 また、機能として搭載されているわけではありませんが、EC系や不動産系など大量の商品を扱っているサイトについては、データベース連携によるデータフィード入稿などにも対応可能です。

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分析の中核となる「AD EBiSファミリー」

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この記事の著者

治田 耕太郎(ハルタ コウタロウ)

ライコスジャパン、アイレップ、オーバーチュア、クロスリスティングに勤務の後、KenshooのAPAC担当バイス・プレジデントに着任。2013年8月に退任し、現在は自身の通称でもあるsembearとして豊富な経験と人脈を生かし、AdTech企業の支援・コンサルティングを中心とした活動を行う傍ら、高度なテクノロジーと人の知見を融合させたデジタルマーケティングの重要性を説く。

鋭い洞察力から語られるBlog「検索エンジンマーケティング考」はSEMのみならず、日本のインターネット広告業に携わる人々から広く支持されている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/01/28 11:00 https://markezine.jp/article/detail/19185

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