おまけ、普段は聞くに聞けないことも教えてくれた

スミス氏が気さくな人物だったので、知っているようで実は理解が不十分なことについても思い切って訪ねてみた。
それはGoogle AnalyticsとAdobe Analyticsの違いだ。GoogleとAdobeには性格に違いがあり、得意分野も異なるとのことだった。Googleはマーケティングファネルの上層、つまり宣伝広告で顧客を獲得する部分で活躍をする。一方で、Adobeの強みは一旦獲得した顧客をどのように定着させるか、次の行動に促進させるくかという点にある。基盤があって、キャンペーンやツールがあって分析がある。このように全体的なアプローチをしてゆくのがAdobeのやり方とのことだ。
また、Adobe AnalyticsとAdobe Analytics Premiumの違いについて尋ねたところ、マルチチャネルのインテグレーション機能など、より統合的な機能が欲しい場合にプレミアムが活躍するとの返答をもらった。
Adobeが見据えるマーケティング分析を読み解くには、全体的であること、統合的であることがキーワードのようだ。