マーケティングの「最前線を体感」する場
「Salesforce1 World Tour」はその名の通り、米国、英国、フランスなど世界各国で開催されるイベント。その日本版が、「Salesforce1 World Tour TOKYO」だ。
世界共通のイベントテーマは「WELCOME TO THE INTERNET OF CUSTOMERS‐顧客のインターネット時代へようこそ」。モノのインターネット化と言われるように、スマホや車など多様なものがインターネットとつながり始めた。モノの先にいるのは、もちろんカスタマーだ。マーケティングチャネルが増え続けるなか、企業はどのように顧客とつながり、関係を強化してゆくべきか。これは、多くのマーケターを悩ませる課題の1つだろう。この状況に対するセールスフォースの答えともいえる、最新のビジョンやテクノロジーを紹介する場が今回のイベントだ。
最新のクラウド・モバイル・ソーシャル活用事例に加えて、日本では「Salesforce ExactTarget Marketing Cloud」がお披露目されるというわけだ。イベントではCEOによる基調講演、多数のブレイクアウトセッション、最新技術に触れられるCloud Expo、これからのマーケティングについて語られるスペシャルセッションと、バリエーションに富んだメニューが用意されている。マーケティング戦略のアイディア・情報を吸収できる1日になることは間違いだろう。
おすすめセッションをチェック!
セッションは事前予約制だ。人気のセッションはすぐに席が埋まってしまう。マーケターにおすすめのセッションを紹介するので、見落としのないようにしておこう。
基調講演で「新しいビジョン」を知る
[基調講演10:00~12:00]
セールスフォースの基調講演といえば、CEOマーク・ベニオフ氏というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。しかし、今回は米国セールスフォース・ドットコム ExactTarget Marketing Cloud CEOのスコット・ドーシー氏が登場する予定だ。ここでは、マーケティング最新事例や、新コンセプトなどが語られる。マーケティングにおいて、セールスフォースはどこを見据えているのか。何を提案しようとしているのかが分かるはず。まずはこのセッションでセールスフォースが考える未来を把握しよう。
ちなみにスピーカーは変わっても、観客がステージをぐるりと囲むセールスフォース恒例の講演スタイルは変わらないとのこと。ぜひ、最先端を走り続ける企業のビジョンを至近距離で体感してほしい。
ブレイクアウトセッションは「2‐1~2‐4」を!
ブレイクアウトセッションは20講演以上ある。タイムスケジュールを見たら、目移りすること必至だ。このなかで、特にマーケターに向けられたセッションは次の「2‐1~2‐4」。迷ったら、ここをチェックすれば間違いない。
最新ソリューションと最新消費者動向が1度にわかる
[2-1 13:00~13:40]
One to Oneデジタルマーケティングプラットフォーム
Salesforce ExactTarget Marketing Cloud
日本ローンチセッション
‐国内の消費者トレンドと最新テクノロジー紹介
新製品「Salesforce ExactTarget Marketing Cloud」のお披露目はこのセッション。しかし、単なる製品紹介セッションではないのがポイント。なんと、デモのために日本の消費者動向が調査された。この調査データをグローバルコンテンツディレクターのカイル・レーシー氏が分析し、プロダクトマーケティングディレクターのデレック・レーニー氏が製品を語る。「ExactTarget」の特長と一緒に消費者傾向が明かされるというわけだ。有効なインサイトを得られること請け合い。また、参加者には同調査のレポートがプレゼントされる。まさに一石二鳥のセッションだ。
大ヒットゲームから「ソーシャルのつながり」を学ぶ
[2-2 14:00~14:40]
mixi×Twitter CEOパネルディスカッション
-"ソーシャル"と"つながり"をどうビジネスに活かすか
600万ダウンロードを達成した「モンスターストライク」のエグゼクティブプロデューサー森田 仁基氏と、Twitter Japan CEO 笹本 裕氏によるパネルディスカッション。同ゲームはバイラルとソーシャルリスニングにTwitterが使用されている。ゲームヒットの裏話やTwitterの活用法を通し、ソーシャルを活かすヒントが掴めるはずだ。このセッションに参加すると、「モンスト」の成功事例が詳しく書かれた冊子が付いてくる。
先進企業に聞く「ブランド体験」施策
[2-3 15:00~15:40]
三越伊勢丹ホールディングス×日本コカ・コーラ
個客ごとにいつでもどこでも
魅力的な「ブランド体験」を実現するには
‐店舗、EC、ソーシャルにまたがるリアルタイムの価値提供
EC・実店舗で変わらないブランド体験を実現するには? ボトラーを挟んでもブランド価値を提供するには? ユーザーのブランド体験をテーマに、伊勢丹とコカ・コーラのマーケティング責任者が施策を語る。また、参加者には「顧客を離さないため」のアプローチ方法をまとめたテンプレートを提供。先進企業の取り組みを聞いたら、テンプレートを参考に自社の戦略を練ることができる。聞くだけで終わらないセッションになる予定だ。
「オムニチャネル」でデータを活用するには
[2-4 16:00~16:40]
データから購買の未来を予測するオムニチャネル戦略
無印良品×すかいらーく
顧客のタッチポイント増加に伴い、O2O・オムニチャネルも注目されているテーマだろう。このセッションでは、単なる販売チャネルの統合ではなく、「データをいかに活用するか」に焦点が当てられる。Webや実店舗など、さまざまな販路から得たデータをもとに、購買予測を立てるにはどうすればよいか。予測からどのような戦略を立てればよいか。先進企業の取り組みを紹介する。
スペシャルセッション「The Future of Marketing」
[スペシャルセッション 17:10~18:00]
消費者の生活風景が大きく変わる現在、マーケティングも過渡期を迎えているといえる。このセッションでは「The Future of Marketing」と題して、スコット・ドーシー氏がゲストと共に、マーケティングオートメーションやCMOの役割、今後のソーシャルなど、マーケティングの未来を語る。
これからのマーケティングはどうするべきか、どこに進むのか。少しでも気になったら、「Salesforce1 World Tour TOKYO」で実際に体感してほしい。
【名称】Salesforce1 World Tour TOKYO
【日時】2014年6月10日(火)10:00~19:00(受付開始9:00)
【会場】東京ミッドタウン 〒107‐0052 東京都港区赤坂9‐7‐1
【主催】(株)セールスフォース・ドットコム
【費用】無料
【参加申込】こちらからどうぞ