リクルートがつくるオシャレなウェアラブルデバイス「Lily」
ところで、実はリクルートテクノロジーズでもウェアラブルデバイス「Lily(リリィ)」の開発に取り組んでいます。「あなたとスマートフォンをつなぐアクセサリー」のコンセプトのもと、電話の着信やチャットメッセージ、近くにいる友だち情報などをぶるっと振動したり、光で教えてくれます。

理想と現実のギャップ
ウェアラブルデバイスをはじめとしたIoT関連市場は、2020年には700兆円を超すと言われています。しかし一方で、2014年5月にジャストシステムが行った調査によると、スマートウォッチの認知率は4割を超すものの、所有率は2.7%、購入を検討している人の割合は5%に満たないことが明らかになっています(関連記事はこちら)。Nikeの「FuelBand」など、ウェアラブルデバイスは話題にはなっているものの、実際に普及するのでしょうか。
理想と現実のギャップは大きいですね。

「女子大生をはじめ、若い女性の方が身につけて違和感がない、かわいいものでなければ、流行らないでしょうね。その前提からLilyのプロジェクトはスタートしました。機能をしぼった、かわいいくてシンプルなウェラブルデバイスです。実際に動くLilyを作ってみた初期のものが右側のものですが、不細工ですよね(笑)。でもこれは、実際に手を動かして、作ってみたからこそわかったことです。今は、2社のベンダーにお願いして、1社はデザインを中心に、もう一方は機能を中心に開発を進めています」