まずは検索エンジンを理解しよう
インターネット上では毎日2.5エクサバイト、つまり、250京バイトのデータが増えていると言われています。西暦2000年までの人類の蓄積情報の総量は12エクサバイトと言われ、近年、インターネットに蓄積される情報は爆発的に増えていることがわかります。
その膨大な情報を処理するために、検索ロボット「クローラー」が作られました。クローラーはものすごい速さで、次々にWebページを「閲覧」していきます。閲覧しながら検索キーワードとなりそうな言葉を、検索用のインデックスキーワードとして登録していくのです。
「閲覧」といっても人間のように「見る」のではなく、Webページを作っているプログラム言語を読んでいきます。そのページがどういう構成で作られているか、どこが重要なキーワードか、どこにリンクが張られているかを分析して、最適なキーワードを次々に登録していくのです。
しかし、超高速で次々に世界中のWebページを閲覧しているクローラーでも、できたばかりの、あなたのネットショップに来てくれるとは限りません。Webページのオーナーが希望すれば、クローラーがまだ閲覧していないページでも登録することができます。そこでまずは、検索エンジンに登録することを第一歩としましょう。
検索エンジンへのネットショップの登録は簡単
検索エンジンに登録するサービスを提供しているベンダーもありますが、多くは費用がかかります。簡単なので、自分で行うのがいちばんです。
Google、Yahoo!、Bingに登録しておけばとりあえずはOKですが、このうちYahoo!のみサイトの登録は有料になっています。なぜ、Yahoo!のみ有料かというと、Yahoo!はカテゴリ検索も採用しているからです。
Yahoo!の場合、全文検索とカテゴリごとに分けた検索があり、カテゴリで順番に分類をたどって検索することができます。Yahoo!の場合には、このカテゴリへの登録に料金がかかるというわけです。カテゴリから検索する人も意外に多いので、カテゴリ登録もある程度の効果が見込めます。
検索エンジンへの登録は効果的なプロモーションの第一歩と述べましたが、実は、次回から説明する検索連動型広告を展開すれば、基本的には検索エンジンに登録されることになります。そのため、検索エンジンへの登録自体は不要で、あまり意味がないという考え方もありますが、Yahoo!の有料登録は別にしても、無料で登録できることはできる限りしておきましょう。(続きはECzineで)
Googleへの登録(無料)
https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja
Yahoo!!への登録(有料)
http://business.yahoo.co.jp/bizx/
Bingへの登録(無料)
http://www.bing.com/toolbox/submit-site-url
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