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LINEビジネスコネクトで実現するスマホ時代の1to1コミュニケーション

LINEビジネスコネクト活用で、プル型の1to1コミュニケーションを実現!パン田一郎の挑戦に迫る

スマートフォン上でのブランディングの難しさ

 フロム・エー ナビのユーザーは、若年層が大多数を占めており、スマートフォンからのサイトへのアクセスは約8割に迫っているという。「僕らとしては、スマートフォンでアルバイトを検索するときにフロム・エー ナビ、そしてパン田一郎を思い出してもらえるようにしていきたい」と板澤氏は語る。

 「PCでのブランティングであれば、ヤフーのトップインパクトなど様々な選択肢がありますが、一方でスマートフォンにおいては手段がまだあまりありません。動画、LINEはスマートフォン上のブランディングを実現する手段の一つだと見ていますが、主要な選択肢はまだ他にはないでしょう。

 またテレビCM自体は、我々が広告展開をする上で主なターゲットとしている若い年代の、総合的なテレビの視聴率が年々下がってきています。その補完として、動画やLINEといったスマートフォン上でできるブランディング施策を試しながら展開しています」(板澤氏)

LINE上でプル型のユーザーとの新しいコミュニケーションを実現する

 LINEビジネスコネクトの活用方法は、アイデア次第で様々なことを実現できる。すでにパン田一郎のアカウントでは、求人検索以外にも、給料計算やシフト通知機能など、オリジナルの機能を提供し、ユーザーのバイトライフをサポートしている。そして「将来的には、LINEとフロム・エー ナビが、ユーザーにとって自然なかたちで機能連携されている状況を実現したい」と福田氏。

 「例えばフロム・エー ナビの方でキープしていた求人への応募がもうすぐ締め切られる時に、LINEで締切りを通知したりといったことも可能になるでしょう。LINEという、1to1コミュニケーションを行うプライベートなアプリの中で、その世界にフィットしたアカウントをつくっていければ」(福田氏)

 「LINEの一番の魅力は、フリークエンシーが高いことです。その中にパン田一郎のアカウントがあることで、ユーザーにとってパン田一郎から提供する情報自体を身近に感じてもらえます。ただ、ユーザーが欲しくない情報を提供しても意味がありません。ですので、ユーザーにとって欲しい情報は何なのか、またその人に合ったタイミングをきちんと見極めて、情報を提供していくべきだと考えています」(板澤氏)

 一般的な企業の公式アカウントは、クーポンやセールなどの情報プッシュ型で配信されてくる。基本的にはユーザーにお得な情報が配信されてくるので便利ではあるが、「でも、僕らとしてはプッシュでの情報配信はほとんどしません」と板澤氏。

 「ユーザーがパン田一郎と会話を重ねていく上で、アルバイトに関する情報や便利なお知らせを、プル的なかたちで提供していきます。一人ひとりのユーザーに合ったタイミングで情報提供し、さらにフロム・エー ナビを使っている人に関してはサイト内で行われることに関してもパン田一郎がLINEから伝えてくれる。そんな世界感を実現していきたいですね。LINEの規模感をうまく活用し、かつあまり企業色の出ない距離感でユーザーとの新しいコミュニケーションを、LINEビジネスコネクトを活用して開発・挑戦していきます」(板澤氏)

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この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長
1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。

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MarkeZine(マーケジン)
2014/11/21 14:00 https://markezine.jp/article/detail/21250

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