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LINEビジネスコネクトで実現するスマホ時代の1to1コミュニケーション

LINEビジネスコネクト活用で、プル型の1to1コミュニケーションを実現!パン田一郎の挑戦に迫る

費用対効果については、さらなる改善の余地あり

 公式アカウント、そしてLINEビジネスコネクトの維持費は決して安くはない。その予算を投資するに値する効果は得られているのだろうか。

 「リスティングなどの集客施策と比較すると、正直なところ現状では割高ですね。ただ、ソーシャルメディアという切り口で考えると、実際的なCVに関してはまだまだ改善の余地はあるものの、圧倒的に1人当たりのコストは安くなります。FacebookやTwitterで800万人超のアカウントまで育てるには、コストも時間もかかり、非常に大変です」(板澤氏)

シームレスにタップだけで完結する世界を実現したい

 LINEビジネスコネクトを活用していく中で、向き合っている課題についてたずねたところ「現状では、フロム・エー ナビからLINEの中へつなぐことが難しい状況にあります。それが実装されれば、タップのみで完結する世界を実現することができます」と板澤氏。

会話をしながら、パン田くんがおすすめバイトを提案してくれます◎
おもしろスタンプを送っても、ちゃんとお返事してくれます。笑

 「例えばフロム・エー ナビでメルマガの登録をする際、通常であればサイトからメールアドレスを入力して送信するのですが、ここでCVRが大きく下がってしまうわけです。ここでLINEビジネスコネクトを活用して、サイトからLINE公式アカウントへシームレスに繋げることができれば、メールアドレスを入力する手間を省け、大幅にCVRを改善することができます。そんな世界感をゆくゆくは実現できれば。

 これが実装されれば、メールマーケティングを代替する破壊力があります。LINEのメッセージはメールよりも圧倒的に開封率がいいので、まさにメールを代替するようなツールになっていくのではと期待しています」(板澤氏)

 また、「パン田一郎との会話からユーザーの思いを組みとり、よりフィットした求人情報を提供していくために改善できることはたくさんあります」と福田氏。「パン田一郎のアカウントでは、ユーザーと1対1で会話をしながら求人を探したり、働くことに便利な機能を提供していきます。どこまでをLINEの会話の中で行って、どこからはフロム・エー ナビのサイトに来てユーザーに情報を探してもらうのか。その領域をどこで線引きすべきかは、数字を見ながらベストなバランスを模索し、見つけていきたいですね」(福田氏)

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この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長
1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。

★編集...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/11/21 14:00 https://markezine.jp/article/detail/21250

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