SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

イベントレポート

「検索とソーシャルの融合で、さらなる価値を発揮する」Kenshoo、日本市場で本格始動へ


検索とソーシャルを融合させるべき3つの理由

 では、なぜ検索とソーシャルを組み合わせるのか。それには3つの理由があるという。まず、消費者はオンライン上での行動時間の大部分を検索とソーシャルに費やしているというデータが提示された。「実に43%が検索(21%)とソーシャル(22%)に費やされています。つまり、ここにお客様がいるということです」とペイシェンス氏。そして消費者は検索エンジンとソーシャルを信頼しており、さらに双方の市場が成長する理由はその信頼性にあるという。

 ここで同社が先日発表した検索とソーシャルに関するインフォグラフィックを見てみよう。実に検索とソーシャルは2ケタ成長を遂げている。特に注目すべき点は、インプレッションは下がっているが、CTRは上がっているということだ。これは双方のチャネルにおいて効率が高まっていることを表している。

検索とソーシャルを融合することで生まれる相乗効果

 ここで、検索とソーシャルを融合した場合の相乗効果が提示された。同社はFacebookとパートナーを組み、検索とソーシャルを組み合わせた効果を測定したという。

 まず、米国の小売企業の事例が紹介された。検索に加えてFacebookの広告を出稿したところ、広告効果が大きく向上したという。実にROAS(Return on Ad Spend)は30%、AOV(Average Order Value)は24%、CTRは7%上昇した。そしてCPA(Cost per Acquisition)は4.5%低下。この結果から、Facebookでの露出により、顧客の購入額がさらに上がるということが明らかになった。

 一方で、リターンに関してはあるポイントから下がっていくことも判明。「なので、ベストなバランスを見つけて、双方のチャネルで最適化を図り、広告投資の効果を上げていく必要があります」とペイシェンス氏。

次のページ
検索とソーシャルのギャップを埋め、データの相互活用を推進

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
イベントレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長
1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。

★編集...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/11/21 12:58 https://markezine.jp/article/detail/21410

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング