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効果の要はクリエイティブ! リッチ広告で目指す「記憶に残る広告」

広告枠が徐々に縮まる「プライムカバー」

MZ:一方、スマホ用ではニュース記事内の広告枠「プライムカバー」が新たにリリースされました。スクロールすると上部の広告枠が徐々に小さくなって、斬新に感じましたが、こちらもユーザー環境を考えての策ですか?

高城:はい。やはり広告主様の希望としてファーストビューで大きめに表示されることは重要なんです。 とはいえ、メディアの観点からはファーストビューで広告をあまり大きくするとユーザビリティーが悪くなるので、そこはPCサイトと同様、社内ですり合わせをしました。

MZ:具体的に、どのように開発したのですか?

高城:あくまでユーザーの行動を妨げない範囲でインパクトをどう出すか、私たち開発とニュースのチーム、商品企画のチームと検討を重ねました。昨年9月に立ち上げた子会社のリッチラボが、スマホ最適化に集中して取り組んでいるので、彼らにモックをつくってもらいながら皆で意見を出し合っていきました。

 ニュース記事はインプレッションも多く、プレミアム広告を入れるためのすり合わせはこれまでもしてきましたが、リッチラボの働きもあって、今回スムーズに協力し合えたと思っています。

スマホのトップページでは時間帯ジャックに効果

MZ:スマホだとどうしても画面が小さい分、広告主のニーズとユーザー環境のバランスは考えどころですね。

高城:そうですね。スマホはなかなか“コレ”というブランディング広告の定石がないまま、ユーザーがどんどん増えている状況です。ユーザー増加に伴い、広告主様の「スマホをちゃんとやっていかなければ」という課題意識がますます強くなっていると思います。私も営業担当と営業に同行したりするのですが、そういったお話はよく聞きますね。

MZ:課題意識はあるけれど、なかなか打開策がないと。

高城:ええ、どう使えばいいのかがはっきり見えていないという状況なので、当社にも「何かおもしろいことできない?」という大まかなご相談が多いです。これまでのスマホの広告枠は記事のタイムラインの間に入らざるを得ず、目にとめてもらいにくかったので、スマホでもブランドパネルのような強力なメニューがつくれないか、模索中です。

MZ:トップページでの取り組みは、直近で何かありますか?

高城:トップページのバナー枠は通常はランダム表示ですが、朝夕の通勤時と昼のピーク時の3時間を1社でジャックするメニューも提供開始しました。CTRの数値が通常よりも高いものもあり、手応えがありましたね。

 また、今後スマホ版のトップページはリニューアルを予定しております。それに合わせてブランドパネルのようなブランディング広告として定常的に利用いただけるような商品を準備したいと考えております。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/03/27 07:46 https://markezine.jp/article/detail/22025

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