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「IBM Silverpop」が実現する顧客理解とオムニチャネルマーケティング

施策をすぐに実行し、タイミングを逃さない

MZ:社内で分断しているデータを一元化して活用できると、ブランドを横断したクロスセルなども見込めますか?

伊東:はい。例えば米アパレルブランドのデッカーズでは、複数ブランドがばらばらに施策を実施していましたが、ターゲット顧客層の異なる5つのブランド・ラインでSilverpopという統一のプラットフォームを採用しました。その上で戦略的にメールマーケティングを展開したところ、ROIが37倍になるという高い成果が上がりました。

 逆に、データを一元化しているからこそ、その価値を最大限に活かす徹底したセグメンテーションが可能になります。北米マツダでは、自動車10モデルごとのフレキシブルなマーケティング施策が求められましたが、個別ユーザーの関心を踏まえたレビューを配信して効果を上げました。それも、同じレビューを2度配信しないよう、Silverpopの「インタラクションエンジン」が機能しています。

MZ:Silverpopを導入して得られる成果を、さらに引き上げていくポイントはありますか?

伊東:小規模でも、施策を考えついたらすぐに試してみることです。メールなら、極論を言えば配信直後から反応が分かりますよね。

 例えば先週サイトを訪れてこのコンテンツを見てくれた人には、こういうオファーが効きそうだと思ったら、IT部門などに依頼せずにマーケターがすぐに実行することができます。小さくPDCAのサイクルを回していくことが、データの蓄積にもノウハウの蓄積にもつながります。

万全のサポート体制でオムニチャネル化を実現

MZ:機能が非常に多く、かつイメージした施策をすぐに実行できる機動力にも優れているのですね。今後もさまざまな業種の企業に導入されていくと思いますが、特にどういったビジネスに適していますか?

伊東:Silverpopはクラウドで提供されるサービスなので、オンラインでのビジネスで、顧客とのコミュニケーションがメールWeb、モバイルというデジタルチャネルがメインという業種に多く採用されています。

 顧客数10万から数100万の中小規模で多いですね。顧客数が1,000万を超え、オフライン(POS、コールセンター、etc)のデータを活用し、コミュニケーションチャネルに、DMやコールセンターも含まれる企業では、マーケティング・オートメーションとして、オンプレミスのIBM Campaign(旧Unica Campaign)をメッセージングプラットフォームとしてSilverpopを組み合わせて提供しています。

MZ:最後に、今後の展望をお教えください。

伊東:IBMはまだハードウェア・ソフトウェアメーカーのイメージがありますが、私が所属しているExperienceOneはマーケティングソリューションにフォーカスしたチームです。顧客の新規獲得からリテンションまで、広告から顧客データを活用したダイレクトなアプローチまでをカバーする複数のパートナー企業とも連携して、我々の顧客である企業のマーケティング業務の効率/効果の向上実現に貢献しています。

 Silverpopでできること、さらにIBMのさまざまなソリューションと組み合わせて実現するマーケティングは非常に奥深く、可能性を秘めています。 その実現を私たちが万全にサポートしますので、顧客理解を推進しながら、オムニチャネルマーケティングを当たり前のものにしていただければと思います。

資料ダウンロード

業種別に詳細解説!一挙25社を紹介した読み応えあるSilverpop導入事例集のダウンロードはこちらから。

お問い合わせ先/日本アイ・ビー・エム株式会社

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/05/26 17:46 https://markezine.jp/article/detail/22104

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