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リブランディングを経た「GYAO!」が飛躍 よりプレミアムな“一等地作り”を積極推進

GYAO!のリブランディング後、動画サイトとしてユニーク視聴者数2位に浮上

MZ:「GYAO!」は昨年秋にリブランディングし、テレビCMも出稿していましたね。この背景をうかがえますか?

半田:GYAO!がヤフーグループに参画した2009年以来初となるリブランド及び大幅なサービス刷新をしました。2009年からの5年間で、新しい動画サービスも立ち上がってきています。その中で、われわれも改めて現在のM1F1層、さらに若年層にも受け入れられるサービスに変容し、競争力を高める意図がありました。

 また、「GYAO!」でテレビ局の「見逃し配信」を開始できたことも大きな変化でした。GYAO!ならテレビ番組を見たいユーザーにとって最適な体験を提供できることや、ユーザーにとって最も価値となる「無料」で良質なコンテンツを見れることを改めて知ってもらうこと、そしてスマートフォン視聴ユーザー拡大も大きな目的でした。

MZ:先日、コムスコアが発表した動画サイトの利用状況に関するレポートにて、「GYAO!」を中心とするヤフー系のサイトは4月時点の月間の映像視聴者数が2,050万人、全体の第2位となっていました(ComScoreプレスリリース)。これはリブランディングの影響もありそうですね。

半田:そうですね。昨年末に4位から2位に浮上したので、手応えを感じています。ブランド刷新後、視聴回数やアプリのダウンロード数などは20~40%ほど伸長しました。

 この調査はPCのみで、スマホユーザーが含まれないため、われわれが把握しているヤフー全体の映像視聴者数約3,300万という数値よりも低くなっています。

有料の作品配信サービスは歓迎、無料という特長際立つ

MZ:この秋には有料映像配信サービスのネットフリックスが米国から上陸するなど、競合も増えてきますが、「GYAO!」のポジションをどう考えていらっしゃいますか?

半田:動画サイトは大きく「ユーザー投稿型/作品配信型」と、「無料(広告モデル)/有料(課金モデル)」の二軸で分けられます。「GYAO!」はすべてのコンテンツが権利許諾を得た、プロによる映像作品なので、完全な「作品配信型」かつ「無料」のサービスに分類されます。有料の作品配信型サービスが世間で話題になれば、同じサービスなのに「GYAO!」は無料だと、むしろ追い風になる。ユーザーの裾野の広がりにも期待しています。

 ただし「無料だから質が悪い」と思われたら、同じ土俵には立てません。「“無料”なのに“質”がいい、充実している」と思ってもらえるためにも、サービスの刷新に力を入れました。

MZ:作品配信型サービス間で、比較優位だと。ユーザー投稿型のサービスと比較されることも多いと思いますが、そもそもサービス内容が異なっているということですね。

半田:そうですね。最近はネットでの映像作品の視聴も、夜にテレビ番組を見るのと同じようなライトな選択肢になりつつあります。ユーザー投稿型の方が先行して浸透しましたが、今はこちらに移りつつあるという感じですね。

 また、「GYAO!」のユーザーには「無料で映画などを見られるのは広告があるから」という理解があるので、そもそも広告への許容度が高い傾向が調査結果でも明らかです。 特にスマートフォンの「寝床視聴」は顕著です。スマートフォンでも視聴しているコンテンツTop20は20分以上の長尺コンテンツがほとんどです。

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最も効果が見込める一等地の商品化を進める

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2016/02/09 23:54 https://markezine.jp/article/detail/22688

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