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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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クリエイティブアワード10周年!リッチ化、交じり合うコンテンツと広告…変わるクリエイティブの在り方

良いクリエイティブの条件とは

押久保:クリエイティブのトレンドが変化している中で、良いクリエイティブに必要な条件とは、どういったものがあると考えていますか。

赤星:クリエイティブの良し悪しは人間の感性・主観によるものが強いので、ベストプラクティスはないと感じます。Yahoo! JAPANでもニュースやトップページなど、掲載する場所でユーザーの反応が変わります。そういった前提の中で申し上げますと、コンテンツとして受け入れられる広告かどうかが重要だと思います。

 弊社では、以前からYahoo!特別企画というタイアップ型の広告商品を提供しています。いわばコンテンツマーケティングに近いことを10年以上前から取り組んでいるのですが、過剰な広告表現を避け、より読まれる、見られることを目的とした、コンテンツに近い形での商品設計となっております。

鈴木:デジタル広告とテレビ広告の大きな違いは、デジタルが能動的なメディアという点です。ここ数年で、より多くの方々にコンテンツを見てもらうため、シェアされ、注目されることを意図したクリエイティブ、いわゆるアクションへつなげるクリエイティブが増えたように感じます。

 デジタル広告だからこそ、新しいことや面白いことに挑戦できるので、そういった仕掛けのクリエイティブを意識すると、話題化されやすいと感じます。

クリエイティブに対する期待値は高い

押久保:最後にマルチデバイス環境の浸透、広告とコンテンツの境目がなくなるといった、変化が進む中で、クリエイティブ領域は今後どう進化していくと思いますか。

赤星:当社の広告商品を大きくわけるとダイレクトレスポンス目的の商品と、ブランディング目的の商品と2種類あります。前者に関しては、今後もアドテクノロジー領域におけるテクノロジー進化は進んでいくので、それを活用することで、成果向上を支援する商品を提供できると考えております。一方、ブランディング領域においては、クリエイティブに対する期待値が高いです。

 先行する欧米では、これまでとは違うブランディング目的のクリエイティブが出始めており、日本でもこの流れが進むのではないかと予想しております。当社もプレミアム広告をはじめとした商品でクリエイティビティの高い広告を出していけるように、サービス開発・改善に引き続き取り組みます。

押久保:クリエイティブアワードの作品応募締め切りは8月24日(月)のようですね(応募サイト)。今回も、どのような作品が集まるのか非常に楽しみですね。ありがとうございました。

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この記事の著者

押久保 剛(編集部)(オシクボ タケシ)

メディア編集部門 執行役員 / 統括編集長

立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、2006年スタートの『MarkeZine(マーケジン)』立ち上げに参画。2011年4月にMarkeZineの3代目編集長、2019年4月よりメディア部門 メディア編集部...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2015/08/19 17:00 https://markezine.jp/article/detail/22912

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