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新規会員の獲得速度は1.5倍! 実店舗のオペレーション効率を大きく飛躍させた、ライトオンのアプリ施策

新規会員の獲得スピードは1.5倍、プッシュ通知開封率は50%以上

 同社が具体的にアプリ導入の検討を開始したのが2015年11月。そこから年末年始をはさんでも、リリースは2016年3月と非常にスピーディーだった。

Right-on ライトオン公式アプリ
Right-on ライトオン公式アプリ

 リリース後は、500ポイントをプレゼントするアプリ入会キャンペーンや、同社で扱う商品のコーディネート紹介を行っている。プッシュ通知は現在、社内の大きなイベントにあわせて実践するなどタイミングと回数を模索しているという。

 ダウンロード数は、リリースからわずか3か月で約40万。現在も、平日で1日約2000、休日は約4000~6000ずつ増えている。ウェブ登録の頃に比べると、新規会員の獲得スピードだけを見ても、1.5倍ほどのスピードだ。

 「これまでに比べて圧倒的に速く会員数が増えています。これは、店舗スタッフの共感を呼んでいるということだと考えています。なぜなら、お客様のダウンロードの多くはスタッフの案内で促されます。このスピードはお店にとっても、おすすめしたくなるアプリになっている現れでしょう」(川﨑氏)

 プッシュ通知の反応も大きいという。同社はメールマガジンも活用しているが、会員数110万人(2016年5月時点)で開封率2%であるため、情報が届いた数としては約2万人。今回、通常のメールにプラスしてプッシュ通知も実施したところ、アプリ会員のうち14万人が開封し、メルマガと比較すると驚異的な差となった。また、これは、アクティブユーザー約23万人に対し、その半数以上が開封したという結果となる。

 ECサイト側にも影響があった。EC売上に占めるアプリ経由での売上が早くも全体の10%にのぼり、ウェブ広告およびメルマガ経由の売上を超えたのだ。アクセス数においても、全体の20%と成長を見せ、明らかな販促効果が出ている。

 「あくまでもアプリは店舗売上への寄与を主目的としていますが、店舗に行けないユーザーのフォローとして、今後もアプリとECの連携は続けていきたいです」(金谷氏)

店舗スタッフも積極的に活用したくなる、優秀ツールへ

 多数在籍する店舗スタッフからは、アプリに関して毎週たくさんの要望が届くという。

 「“すごく楽になりました”という嬉しい感想と共に、“ここは、もっとこうなりませんか?”と機能改善のリクエストを多くもらいます」と金谷氏。川﨑氏は「要望が来るということは、期待されているということ」と語る。

 声があがるということは、店舗を運営する現場担当もアプリ活用にメリットを感じているということだ。現場で使われなければ、要望が出ることもないだろう。

 ライトオンでは、ウェブサイトでのポイント制度で発生したオペレーションの課題をアプリで解消し、さらに店舗とECの売上にもつながっている。オムニチャネル型アプリ活用の好例といえるだろう。アプリで発信するコーディネート情報も、雑誌に掲載されたものなどではなく、店舗スタッフが考えたものを紹介しているという。

 「店舗スタッフにも、アプリは自分たちが情報発信できるツールだという認識を持ってもらえていると思います。そもそも、店舗スタッフに共感してもらえるようなツールを目指してアプリを制作しました。この視点が成功のポイントだったのではないかと思います。さらに、裏には私達の事情を汲んでくださったファストメディアさんの厚いサポートがありました」(川﨑氏)

 リリース後も、運用サポートなどフォローアップをきめ細かく受けることができたという。「当社の想像以上に個別の対応をしていただけていて、とても助かっています」(金谷氏)

●ライトオンが利用するアプリ開発プラットフォーム「Yappli」の詳細はこちら

もっと具体的な事例を知りたい」という方には、セミナーの参加がおすすめ。
「200事例から学ぶ自社アプリ最新トレンドセミナー2016」では、O2O、EC、オウンドメディア、BtoB系などの最新事例が紹介されます。

【セミナー概要】
日時:10月4日(火)14:00~15:30(13:30受付開始)
会場:東京都港区 赤坂2丁目14-5 DAIWA赤坂ビル1F
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定員:60名(先着順)
申込・詳細: 公式サイト

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目標は、実店舗をサポートするアプリ経由のマネタイズ強化

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター 出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2016/09/09 16:30 https://markezine.jp/article/detail/24672

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