SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

滝井秀典のすぐわかるキーワードマーケティング入門

第3回 隠れた流行キーワードを見つける方法

「姓名判断」がメガキーワードに

 そう、簡単に言えば、「ダ・ヴィンチ・コード」の流れを受けて、「姓名判断」がひそかにブームだったわけ。当然、「姓名判断」なんていう、「情報が欲しくて」「怪しい世界」のテーマは、インターネットにものすごく需要がある。

 だから、「姓名判断」の月間キーワード検索数が急激に増えた。2005年8月の月間キーワード検索数はなんと63万件。2006年9月現在でも、50万件近い。「ディズニーランド」45万件を超える需要のある、メガキーワードに成長していたのである。

「姓名判断」で47万件が検索

 占いビジネスの起業家である、油井利秀さんはこのキーワード需要からビジネスを開始し、成功を収めた。ほとんど無料情報ばかりを提供するサイトが多い中で、有料鑑定を強く打ち出す戦略が、消費者から見て逆に新鮮だったからだ(現在では、占いビジネス養成講座開設中)。

本のベストセラーから脳内検索キーワードをイメージせよ!

 あまり知られていないが、本のベストセラーは、世の中の大きな需要の流れを如実に表しているから、そこから「売れるキーワード」を探すのはかなり堅いやり方だ。現在であれば、ビジネス書のコーナーは、一時飛ぶように売れていた株や不動産はもはや落ち目。自己啓発書の方がはるかに売れている。いわゆる「精神世界」「スピリチュアル」といったカテゴリーだ。

 「ダヴィンチ・コード」→「暗号」→「姓名判断」という連想で、お客の頭の中にある検索キーワードをどれだけイメージできるか。ここがキーワードマーケティングの鍵を握る、といっても過言ではないだろう。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
滝井秀典のすぐわかるキーワードマーケティング入門連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

滝井 秀典(タキイ ヒデノリ)

日本大学芸術学部卒業。株式会社キーワードマーケティング研究所 代表取締役。 インターネットで検索されるキーワードの投資対効果を瞬時に見分けられる「言葉の研究家」。広告代理店事業、データベースマーケティング会社を経て独立。起業後わずか3ヶ月でペット関連事業のネット通販サイトを業界売上日本一にする。現在は、自ら「売れるキーワード」を発掘し、年...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2006/10/02 09:00 https://markezine.jp/article/detail/254

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング