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COLUMN

元プロ野球選手が2年間ツールコンサルをやってわかったこと

 北海道日本ハムファイターズやソフトバンクホークスなど3球団に在籍し、13年間も第一線でプレイした元プロ野球選手・江尻慎太郎さん。引退後に飛び込んだのは、なんとデジタルマーケティング業界だった! プロ野球選手からソフトバンク コマース&サービス(以下、ソフトバンクC&S)に採用されてはや2年。第一線のビジネスマンとなった江尻さんに、この業界の魅力について話を聞いた。

プロ野球選手から、マーケティングツールの営業に転身

 2001年秋、自由獲得枠で日本ハムファイターズ(現北海道日本ハムファイターズ)に入団した江尻慎太郎さんは2004年に5勝、2005年には6勝を挙げた。2009年には中継ぎ投手として45試合に登板し、チームのリーグ優勝に貢献、日本シリーズでも登板を果たした。その後、横浜ベイスターズ(現DeNA)、福岡ソフトバンクホークスでも活躍。2014年オフにユニフォームを脱ぐことになったときの選択肢は二つ――球団のスカウトになるか、ビジネスマンになるか。

ソフトバンク コマース&サービス株式会社 ICT事業本部 EM本部 マーケティングバンク推進室
江尻慎太郎さん(元福岡ソフトバンクホークス投手)

「戦力外通告を受けた直後、球団の取締役に『もし野球を引退するのなら、ソフトバンクグループに推薦したいと思っている』と言われたのです。よくよく考えた末に就職活動を進めてもらうことにしました」(江尻さん)

 もちろん、元プロ野球という肩書きだけで採用されるはずはなかった。功労者への就職あっせんという形ではなく、数回にわたる面接とSPI総合検査も受け、ソフトバンクC&S(以下、ソフトバンクC&S)に入社することになった。現在、江尻さんの所属は、同社のICT事業本部・EM本部・マーケティングバンク推進室。主に法人向けのマーケティングツールを取り扱う事業だ。まさに、マーケティング分野の最先端技術が勢揃いする部署と言える。

「ソフトバンクC&SはIT商材の商社のようなところで、いわばソフトのバンク(銀行)。ソフトバンクグループの元々の事業を担う企業です。私が所属するマーケティングバンクは、2015年4月に立ち上がったソフトバンクC&Sの新規事業で、クラウド型のデジタルマーケティングツールを世界中から集め、現在約1,600社のパートナー企業様へツールの提供を行っています」

 IT経験どころかビジネス経験のなかった江尻さんだが、現在はクラウド型ソリューションを担当している。世界最先端のデジタルマーケティングツールを取り扱う現在の仕事に、どのように馴染んでいったのだろうか。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

元永 知宏(モトナガ トモヒロ)

1968年、愛媛県生まれ。立教大学野球部4年時に、23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。ぴあ、KADOKAWAなど出版社勤務を経て、フリーランスに。『本田宗一郎 夢語録』、『羽生結弦語録』(ぴあ)などを編集。2016年10月に『期待はずれのドラフト1位』(岩波ジュニア新書)を上梓した。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/02/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/26031

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