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MarkeZine Day 2017 Spring レポート

良い試合を見せるだけでは足りない!野球・サッカー2大スポーツのマーケティングはどこまで進んでいるのか

 2020年の東京オリンピック開催を前に、にわかに盛り上がっているのがスポーツマーケティングだ。MarkeZine Day 2017 Springでは、日本の2大プロスポーツである野球とサッカーのマーケティングの実情と今後について、モデレーターにプラスクラスの平地大樹氏を迎え、千葉ロッテマリーンズ 小林博一氏、SAPジャパン 濱本秋紀氏が討論した。

2大プロスポーツの「これまで」と「これから」を語り合う

平地:本日は、日本における2大プロスポーツともいえる「野球」と「サッカー」の両分野から、スポーツにおけるマーケティングの“これまで”と“これから”をお話しいただきたいと思っています。野球の分野から、千葉ロッテマリーンズの公式サイト運用からメルマガの発行、SNSの立ち上げ・運用に関わっている小林博一さん、そしてサッカー分野からはSAPジャパン(以下、SAP)の濱本秋紀さんにお越しいただきました。

 ご存じの方も多いと思いますが、SAPはスポーツリーグへの積極的な支援を行っており、アメリカンフットボール(NFL)、野球(MLB)、バスケットボール(NBA)、アイスホッケー(NHL)のアメリカ4大スポーツにも深く関わっています。そうしたことから、海外のスポーツマーケティング事例やファンエンゲージメントの構築などをお話しいただければと思っております。

3人写真
左から、株式会社プラスクラス 代表取締役 平地大樹氏
SAPジャパン株式会社 マーケティング本部
プログラムマーケティング マーケティングスペシャリスト 濱本秋紀氏
株式会社千葉ロッテマリーンズ 事業本部 企画部 小林博一氏

小林:千葉ロッテマリーンズの小林です。今ご紹介いただいたとおり、私はSNSの運用や戦略を主に担当しているので、本日はこのあたりのお話をさせていただきます。

濱本:SAPの濱本です。私は海外のスポーツ事例を国内リーグの方にお届けすると同時に、日本のスポーツリーグやクラブのご支援、ファンエンゲージメントのお手伝いを行っています。本日はJリーグでの取り組みのご紹介をさせていただきます。

平地:私の紹介も簡単にすると、元々はバスケットボールの選手をしていました。現在はWebコンサルティング事業やスポーツ事業を手がけるプラスクラスの代表取締役を務めています。

 スポーツ事業では、自身が元プレーヤーという出自のためバスケットボールの領域が強いのですが、最近はサッカー分野に関しても動画マーケティングのお手伝いや支援金獲得、チケット販売のサポート、そしてアスリートのキャリア育成などを行っております。

スポーツマーケティングの鍵を握るスマホ対応

平地:まずスポーツマーケティングの「これまで」について議論していきたいと思います。日本のスポーツマーケティングに携わる身として感じるのは、一般的なマーケティングトレンドより少し遅れているということです。「これまで」というパートで語ることに、最先端の技術や手法はほとんど出てこないと思います。その辺りに関しては「これから」の話で触れるとともに、今後私たちが努力するべきところになると思います。

 しかしながら、ファンの行動はやはり先へ先へと動いています。たとえば、PCからスマートフォン(以下、スマホ)へのメインデバイスの移行があります。これにともない、SNSやアプリなどの利用が増えており、これらはスポーツマーケティングにおいてもファンとの重要な接点になりつつあります。SNSとアプリの活用は、日本国内外、様々なリーグが努力しているところだと思います。小林さんはいかがですか。

小林:我々の球団でもスマホ対応というのが急務だという認識になっています。最近では「Mアプリ」という公式アプリをリリースしました。本アプリでは、球団の最新ニュースや試合スケジュールの通知、またチケット販売、スタジアムで使えるクーポンの配信を行っています。

千葉ロッテマリーンズの公式アプリ「Mアプリ」
千葉ロッテマリーンズの公式アプリ「Mアプリ」

濱本:プロ野球は動きが早いですね。Jリーグでは現在、ファンデータベースの整理から入り、それと並行してWebサイトの拡充を進めているチームが多いですね。アプリ活用に取り組んでいるのは、J3まで含めても7チームくらいだと思います。

 なおJリーグでは2016年からデジタルサービス基盤の整備に取り組んでおり、この中にアプリのリリースも組み込まれており、リリース後に各チームの試験運用が始まると思うので、今後に期待ですね。

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/05/09 08:00 https://markezine.jp/article/detail/26415

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