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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

マス広告だけでは足りない時代の特効薬?統合型マーケティングの現状

統合型マーケティングとフィー制の現実

小越
「統合的マーケティング」は、いろいろな方が提唱されていますよね。ただ、その一方で「クライアント側でそもそも広報と宣伝で部署が分かれてしまっている」とか「広告会社の営業は単価の低い商材を売りたがらない」という声も良く聞きます。御社では、このような課題をどうやって解決されているかをお伺いしたいのですが。
藤田
まずは、組織の問題からお話したいと思います。宣伝部、広報部、営業部が分かれてしまっていることの弊害が指摘されることはよくあります。また、それに対する解決案としてブランドマネージャー制をとっているという会社もあります。

ただ、このブランドマネージャー制にも2つあります。それは予算権限の有る無しです。欧米型の予算権限があるブランドマネージャー制の場合、インテグーテッドマーケティングの提案は比較的受け入れてもらいやすいです。

問題になるのはそれ以外ですね。「話としては面白そうだけれども、権限上予算がありません」ということではやはり実施までに至るのは難しいと思います。そこで、私どもの会社では、まずブランドマネージャーのために各部署から予算を獲得することから仕事を始めます。宣伝部、広報部、営業部、販促部という関係部署にプレゼンをして、ブランドの為の予算を出してもらい、それを仮想的にブランドの予算としてプールしてマーケティングプランを考えるわけです。

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クライアントから予算を増やす方法

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この記事の著者

小越 崇広(オゴシタカヒロ)

サイバーエージェント入社後自社メディアの営業・プランナーを兼務し、 新興メディア上でのコミュニケーション立案に携わる。2006年11月同社のネット トレンド研究室立ち上げに参画。翌1月から同社の100%出資子会社のCAテクノロ ジー に出向。同社のマーケティング局の立ち上げに奔走している。個人ブログ は今日のニッパウ。Tw...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/02/15 11:00 https://markezine.jp/article/detail/2655

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