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フェリシモとサイバーエージェントが築いた、成果を出し続けるCriteoの運用体制に迫る

互いに成長しあえるプロダクト力を評価

MZ:続いて、Criteo導入のきっかけをお伺いしたいと思います。

西本:導入については、ダイナミックリターゲティング広告登場時のインパクトが大きかったからですかね。見ていた商品がサイトを離れても広告で表示されると、お客様として反応しやすい。中でもCriteoはフランスから黒船が来るぞと話題になっていたので(笑)、「効果があるはず」とすぐに導入し、予想通り良い結果を出し続けています。

MZ:Criteoを導入して良かった点はどこですか。

西本:プロダクトとしてパフォーマンスを上げるための成長を続けている点が良いですね。機能のバージョンアップが頻繁にありますし、それに合わせて私たち広告主側も考え対応していかなければなりません。もちろん対応した分、成果につながる。互いに成長しあえる、いいプロダクトだなと感じています。

鍛治Criteoはリリース以降、クリック・コンバージョン・売上の最適化に注力してきました。最近では、クライアント様のニーズに合わせて、利益額最大化や、販売コスト(ROI)、CPAの自動最適化などのエンジンも選択可能です。

 また、クリエイティブも1impごとに最適化され、数億パターンの見え方のオプションの中からバナーがリアルタイムで自動生成され、閲覧しているユーザーにとって1番効果の高い広告を配信できるよう日々進化しています。

 世界中からデイリー600TBのデータを分析し、エンジンは日々アップデートされています。またクライアント様のサイト上やパブリッシャー上でのユーザー行動を1万以上の変数に分解してアルゴリズムで計算し、クライアント様ごとに正確な予測モデルを構築しております。

広告を出す意義を広告代理店と一緒に考える

MZ:サイバーエージェントから見て、フェリシモが効果を出せている理由はどこにありますか。

川口:Criteoは、タグの設置、データフィードおよびクリエイティブの用意から、キャンペーン予算の設定を行えば、エンジンが自動で配信の最適化をしてくれます。その中でフェリシモさんの効果が継続的に高い背景には、西本さん自身がCriteoの仕組みを学び、さらに成果を出そう・効率的に運用しようと積極的に協力いただいている点があると思います。

MZ:広告主としてCriteoを良く理解した上で、代理店と協力して運用するということですね。

川口:広告主と代理店の関係も様々な形があると思いますが、西本さんは広告をやる意義というところから私たちも巻き込んで進められます。例えば「他の媒体で獲得できるユーザーに対し、この広告を当てることは意義があるのだろうか?」というように、デジタル以外の施策も踏まえ、各媒体の立ち位置を考えた運用を行っています。

澤田:広告の価値・ゴールを一緒に作りましょうという視点から話をしてもらえるのが、我々としても嬉しいです。例えば、フェリシモ社内で決められたKPIとは別に、西本さんがハンドリングしている中での指標で価値を判断される場合もある。獲得だけでなくブランディングまで視野を広げてご提案をする必要がありますし、私どもとして挑戦しがいがあり楽しい部分です。

川口:フェリシモとCriteoの取り組み含め、西本さんが実現したい世界観を汲み取りマーケティング施策に反映できるか。その手法を、弊社で作り上げるという支援を行っています。

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サイバーエージェントの協力で生まれた成果は?

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/09/14 11:06 https://markezine.jp/article/detail/26933

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