SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

MarkeZine Day 2017 Autumn

急成長企業の広報女子が語る、今すぐやるべきこととやめるべきこと

やりがちだけどやってはダメなことやムダなこと

市川:最後のテーマは先ほどとは逆に、やりがちだけどやってはダメなことやムダなことについて教えてください。

田尻:すごく話しにくいテーマですね(笑)。掲載された記事について、修正依頼やクレームを入れることでしょうか。記事を見た社内の関係者から「意味合いが違うから直してよ」と言われても、メディアにそのまま伝えるようではただの御用聞きになってしまいます。広告ではないので、基本的には事前確認もできませんし、明らかに内容に誤りがある場合を除き、連絡しても記事は修正してもらえません。それどころか、メディアさんからの信用も失ってしまうので、避けるべき行為ですね。

吉田:メディア掲載の数だけを目標にすることですね。私も広報1年目のときはそれを目標にしていましたし、当時は量をこなすことで感覚を養えたので良かったのですが、ずっと続けるのは良くないかなと。何よりもメディア掲載が優先になってしまうからです。事業の状況や課題に対して、どの媒体でどういう文脈でどのタイミングで掲載されるのがベストなのか、そもそもメディアに載る以外の方法、たとえば自社ブログであったり、イベント開催のほうが効果的なのではないか? なるべく経営視点で目標設定したほうが良いのかなと思っています。

地田:自己満足で終わらせないことですね。今はインナーコミュニケーションでイベントを行うことが多いので特にそう感じています。「楽しかったね!」で終わらせずに、本当に成功したのか参加者アンケートなどで確かめる必要があります。KPT(Keep Problem Try)を必ず行い、次に活かすようにしています。インナーコミュニケーションは成果がわかりづらいからこそ、定量で語れるように意識しています。

高井:私は「良い人」になりすぎるのは良くないなと思います。広報は一人の力ではできませんが、広報のリソースも限られています。最初は依頼が来たものに対してすべて対応しようとしていましたが、きちんと優先順位を考えて断ったり、自分たちでやってもらったり、嫌われる勇気を持つことも重要です。もちろん本当に嫌われちゃダメなんですが(笑)、御用聞きにならないよう会社の向かう方向とすり合わせながら自分の中で広報指標をもって判断することが重要かなと思います。その指標は“全社貢献出来るインパクトはあるか”、で判断することが多いです。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
MarkeZine Day 2017 Autumn連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2017/11/01 08:00 https://markezine.jp/article/detail/27285

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング