販促目的のクライアントにLAPが好評
MarkeZine編集部(以下、MZ):まず、内田さんの業務内容を教えていただけますか。
内田:マーケティング部と、新規クライアントとの接点づくりを主に担っている戦略ソリューション推進室を兼任しています。軸足はマーケティング部のほうで、メディアからの情報をある程度わかりやすい形にして営業に提供し、販売戦略を策定したり、運用改善の知見を集積したりすることがメインの業務です。
MZ:LINEを扱う代理店は多くありますが、御社にはどういった特長がありますか。
内田:他の代理店と比べると、業界特化の営業体制を敷いているのは大きな特長だと思います。たとえばコスメ、アパレル、不動産、人材派遣、などですね。各チームにはそれぞれの業界の知見があるので、それを元にLINEほか各種のソリューションを重ね合わせてクライアントの支援を実践していくことが強みです。
MZ:御社におけるLINEソリューションは、どういう位置づけでしょうか?
内田:当然、LINEは当社のクライアントにとっても、その先にいるエンドユーザーにとっても今や無視できない大きなメディアです。
LINEには非常に幅広いソリューションがありますが、これまでたとえばCRM施策なら公式アカウントとスタンプの活用が中心になっていました。ただ、当社のクライアントは8割以上が販促目的でお手伝いしているので、直近では「LINE Ads Platform(以下、LAP)」の利用がとても多い状況です。
リタゲでは難しい新規ユーザーの獲得が可能に
MZ:公式アカウントとスタンプ、そしてLAPそれぞれの特徴とメリットを、どう捉えていますか?
内田:まず公式アカウントとスタンプについては、他にもファンを獲得できるSNSはあっても、LINE上で“友だち”としてつながれるユーザーの数は圧倒的です。100万人単位も珍しくないので、その影響力は非常に大きいですね。スタンプも、ユーザーにとって邪魔な存在になりがちな広告において、企業を想起させる点で広告ではあるもののユーザー間で使われる点はとてもユニークです。ファンを増やすのに、他に例のないソリューションだと思います。
とはいえ前述のように、今年6月にサービスインしてから、LAPの利用が大きく伸びています。販促目的だと、投資した以上のリターンが見込めるならどんどん投資したいのが実際のところですが、まさにそれに見合うLINEのソリューションが登場したという感覚です。実際にCVRも非常に高く、それが最大の特徴でありメリットです。
MZ:ちょうど求められていたソリューションだったわけですね。
内田:そうですね。販促でCVRを求めると、既存施策だとリターゲティング広告が中心になりますが、それだと新規が取れない。でも、新規を追いかけると数字が合わないというジレンマがずっとありました。その点、LAPは新規ユーザーに強力にアプローチできます。CVRが高いため配信する層も広げられるので、とても有効に活用していますし、クライアントの満足度も高いです。