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海外カンファレンスの歩き方

世界最大の家電見本市「CES」の歩き方/英語のパネルディスカッションを突破する方策と必須道具

公式アプリを味方に/専門セッションで米企業トップの考えに触れる

 CESは、無茶苦茶大きい。展示エリアが巨大すぎる。幕張メッセがたくさんあり、同時開催しているようなものだ。そこで出展される企業や商品も様々。家電メーカーから、自動車、ウェアラブル、ドローン、IoT、スタートアップ専門エリアのユニークなガジェットたち……。正直に申し上げて、一人で開催期間に回りきるのは不可能に近い。なので、計画が重要なのだ。CESは事前の計画次第で得られる情報量に大きく影響するといってよい。

 これからCESへ参加される読者の皆さんは、CES公式アプリをダウンロードして、ご自身の見学コースや必ず見ておきたい企業ブースを予めチェックしておき、効率的に情報に触れることをオススメしたい

出展:公式アプリ「CES 2017」(Android)

 CESのもう一つの価値は、数百に上る専門セッションだ。様々なテクノロジー領域や米国のビジネストレンドについて、有識者、大企業やスタートアップのトップクラスの考えに触れることができる。実は、筆者がCESに参加する最大の目的は、この専門セッションに参加して米企業トップの考えに触れるためである。

 特に、デジタルトランスフォーメーションやテクノロジーの経営への反映について、日本企業に比べて数年先行する米企業の考えに触れるべきだと筆者は考える。実は、この専門セッションは有料なこともあって、日本人の姿を見ることが少ない。私の知る限り、多くの日本からの参加者は、展示会場と基調講演にしか参加していない。是非とも、皆様の専門領域や業界に関わるセッションを見つけて参加されては如何だろうか?

実は海外カンファレンスはCESが初めて

 筆者は、2010年より毎年CESに参加しているのですが、それまでは海外のカンファレンス参加経験は皆無。CESが初めての海外イベント体験となった。そこで、私は大いにCESに感化され、海外イベントが持つ特有の熱量、発信される情報の日本との文脈の違いを直接肌で感じ取り、私のビジネスに極めて大きな影響を与え続けている。

 職業柄、人前で話したり、記事を書かせて頂いたりすることもあり、当然のことながらCESを頻繁に題材にしていたら、たまたまの縁で、現在ではPRESSとしてCES参加している。私がクライアントにて提供する情報価値の少なくとも1〜2割は、CESで仕入れているのではないだろうか?

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ICレコーダーは英語が苦手な私の生命線

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この記事の著者

森 直樹(モリ ナオキ)

株式会社電通 CDC 部長 事業開発ディレクター、クリエーティブ・ディレクター

光学機器のマーケティング、市場調査会社、ネット系ベンチャーなど経て2009年電通入社。デジタル&テクノロジーを活用したソリューション開発に従事し、AR(拡張現実)アプリ「SCAN IT!」、イベントとデジタルを融合する「So...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/11/24 07:00 https://markezine.jp/article/detail/27502

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